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JBO003426

Antique Navajo or Pueblo Ribbed Silver Cuff Bracelet c.1935~

Antique Navajo or Pueblo Ribbed Silver Cuff Bracelet c.1935~
54,000 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホか【PUEBLO】プエブロのアンティークジュエリー、ハンドメイドの丁寧なシルバーワークによってバンディット/ボーダー(帯状)の紋様を刻んだ非常にシンプルで根源的な造形の美しさを持つアンティーク/ビンテージバングルです。

ホールマーク(作者のサイン)やスタンプワーク等、制作された年代や背景を判断する材料となるディテールが見られない為、作者や制作背景を明確にすることは出来ませんが、可能性としては1930年代後半~1960年代前半頃までが考えられますが、シルバーの質や仕上げ処理などからは、おそらく1950年代頃に作られた作品と推測され、同様のバンデットスタイルのバングルは、古典期から作られていたスタイルであり、多くの類似したピースが発見されています。
ホピの【Grant Jenkins】グラント・ジェンキンス(1909-1933)の作品や、【Indian Arts & Crafts Board】の中でも【U.S.NAVAJO 2】= 【C. G. Wallace Indian Trader】、同じく【U.S.NAVAJO 40】=【Fort Wingate Indian School】で制作されたピース、そして【The Navajo Arts & Crafts Guild】通称ナバホギルド、その代表を務めた【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)による作品にも残されていますし、サンタフェに在ったインディアンクラフトショップ【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS/Ganscraft】でも類似したバングルが制作されていました。
さらに、それらの作品を模倣/サンプリングしたピースが1940年代~1950年代のツーリストジュエリーにおいて散見され、おそらく【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズインディアントレーディングポストや【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポストによって作られています。こちらの作品も、それらの【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれるツーリストアイテムとして量産されたバングルのデザインソースになった作品の一つであると推測されます。
また、もう少し新しい年代のメキシカンシルバージュエリーでも類似したスタイルを見つけることができ、【TIFFANY & CO】ティファニーでも制作されたデザインです。インディアンジュエリーに限らず、伝統的で長く受け継がれていたスタイルの為、その発祥は未確認ですが、1900年代以前のインディアンジュエリー初期には生まれていた造形/デザインと推測されます。 


おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形されていると思われるバンド/地金は、3連になったようなデザインですが、ワイヤーを重ねて造形されたのではなく、『ファイルワーク』という削り出す技術、そして『チェイシング/Chasing』と呼ばれる鏨を使いシルバーに立体的な角度を付ける(彫刻の様なイメージ)ハンマーワークの技術により、美しいリブボーダーの凹凸が構成されています。
とても心地よい重量感のある作品で、ハンドメイド独特の味わいやムラも僅かに見られますが、非常に丁寧に作られており手首へのフィット感やなめらかなシルバーの肌は上質で高い完成度を誇ります。


【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)は、【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストやトレーダーによって1937年に組織されました。 『U.S.NAVAJO』のスタンプを使うことで、アメリカ政府の公認を表した公的な意味合いを重視した組織です。
それは、1930年代以降に隆盛した、量産化を推し進めたメーカーによるマスプロ品と、その製法や工程において正当なインディアンジュエリーであること等を差別化するという目的と共に、アメリカ政府がアメリカから世界に発信し得るアートとして、インディアンの手工芸品を育てていくという計画も大きく働いたようです。
サンタフェの人類学研究所キュレーターである【Kenneth Chapman】ケネス・チャップマンと、フォートウィンゲート及びサンタフェインディアンスクールで彫金クラスを受け持つAmbrose Roanhorseの二人によって、その素材から製法・仕上げに至るまで『U.S.NAVAJO』の刻印を許可する厳しいガイドラインが設定されました。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドも上記のIACB等と同様の目的を持ち、1941年にAmbrose Roanhorseが代表として組織されました。ナバホギルドは、U.S.NAVAJOやUITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的としていたようです。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベース(地金)に、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。


【Julius Gan's Southwestern Arts and Crafts】/【Ganscraft】(以下SWAC)は、もともとは法律家だった【JULIUS GANS 】ユリウス・ガンズによって1915年、サンタフェプラザに小さなインディアンアート/アンティークショップとして創業し、その後、サンタフェでも最大級の店に成長していきます。1927年ごろからは独自にナバホ・プエブロのインディアンシルバースミスを雇い入れ、店頭にてその作業を見せるスタイルで運営されていました。 所属していたアーティストに後年有名作家として名を馳せる人物が多いのも特徴と言えます。 それはAmbrose Roanhorse、【David Taliman】デビッド・タリマン、【Mark Chee】マーク・チー、そして【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ等、非常に優秀で後世にも多大な影響を与えた作家たちが所属していました。多い時には20名以上の職人を雇っていたようで、当時からSWACの作品は大変評価が高くトラディッショナルなスタイルを守りながらも独自性のある作品も多く作られました。 
さらに、現代においてもチマヨ織物を用いたジャケット等で知名度を持つ【Ganscraft】ガンズクラフト社と同じカンパニーであり、パースと呼ばれるチマヨ織のポーチを最初に制作・販売した工房としても有名です。現代では日本の老舗アパレルである東洋エンタープライズ社が実名復刻をしています。


構築的な印象も受けるボーダーのパターンは、非常にクリーンで現代的ですが、古い技術を重視して作られており、ハンドメイドのプリミティブな表情も持ち、ビンテージインディアンジュエリー独特のワイルドで骨太な印象も併せ持っています。
ミニマルで完成度の高いデザイン/造形と渋い表情は、性別やスタイルを問わず、長年にわたってご愛用いただけると思います。

また、練り上げられた工芸品としての美しさや悠然とした佇まいを持ち、明確な背景を確認することは出来ませんが、コレクションとしても十分にその価値を感じることのできるハイエンドなアンティークジュエリーです。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションはシルバーにクスミや僅かなキズ等は見られますが、使用感は少なく特に目立ったダメージなどは無くとても良好な状態です。
【NAVAJO】ナバホか【PUEBLO】プエブロのアンティークジュエリー、ハンドメイドの丁寧なシルバーワークによってバンディット/ボーダー(帯状)の紋様を刻んだ非常にシンプルで根源的な造形の美しさを持つアンティーク/ビンテージバングルです。

ホールマーク(作者のサイン)やスタンプワーク等、制作された年代や背景を判断する材料となるディテールが見られない為、作者や制作背景を明確にすることは出来ませんが、可能性としては1930年代後半~1960年代前半頃までが考えられますが、シルバーの質や仕上げ処理などからは、おそらく1950年代頃に作られた作品と推測され、同様のバンデットスタイルのバングルは、古典期から作られていたスタイルであり、多くの類似したピースが発見されています。
ホピの【Grant Jenkins】グラント・ジェンキンス(1909-1933)の作品や、【Indian Arts & Crafts Board】の中でも【U.S.NAVAJO 2】= 【C. G. Wallace Indian Trader】、同じく【U.S.NAVAJO 40】=【Fort Wingate Indian School】で制作されたピース、そして【The Navajo Arts & Crafts Guild】通称ナバホギルド、その代表を務めた【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)による作品にも残されていますし、サンタフェに在ったインディアンクラフトショップ【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS/Ganscraft】でも類似したバングルが制作されていました。
さらに、それらの作品を模倣/サンプリングしたピースが1940年代~1950年代のツーリストジュエリーにおいて散見され、おそらく【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズインディアントレーディングポストや【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポストによって作られています。こちらの作品も、それらの【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれるツーリストアイテムとして量産されたバングルのデザインソースになった作品の一つであると推測されます。
また、もう少し新しい年代のメキシカンシルバージュエリーでも類似したスタイルを見つけることができ、【TIFFANY & CO】ティファニーでも制作されたデザインです。インディアンジュエリーに限らず、伝統的で長く受け継がれていたスタイルの為、その発祥は未確認ですが、1900年代以前のインディアンジュエリー初期には生まれていた造形/デザインと推測されます。 


おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形されていると思われるバンド/地金は、3連になったようなデザインですが、ワイヤーを重ねて造形されたのではなく、『ファイルワーク』という削り出す技術、そして『チェイシング/Chasing』と呼ばれる鏨を使いシルバーに立体的な角度を付ける(彫刻の様なイメージ)ハンマーワークの技術により、美しいリブボーダーの凹凸が構成されています。
とても心地よい重量感のある作品で、ハンドメイド独特の味わいやムラも僅かに見られますが、非常に丁寧に作られており手首へのフィット感やなめらかなシルバーの肌は上質で高い完成度を誇ります。


【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)は、【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストやトレーダーによって1937年に組織されました。 『U.S.NAVAJO』のスタンプを使うことで、アメリカ政府の公認を表した公的な意味合いを重視した組織です。
それは、1930年代以降に隆盛した、量産化を推し進めたメーカーによるマスプロ品と、その製法や工程において正当なインディアンジュエリーであること等を差別化するという目的と共に、アメリカ政府がアメリカから世界に発信し得るアートとして、インディアンの手工芸品を育てていくという計画も大きく働いたようです。
サンタフェの人類学研究所キュレーターである【Kenneth Chapman】ケネス・チャップマンと、フォートウィンゲート及びサンタフェインディアンスクールで彫金クラスを受け持つAmbrose Roanhorseの二人によって、その素材から製法・仕上げに至るまで『U.S.NAVAJO』の刻印を許可する厳しいガイドラインが設定されました。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドも上記のIACB等と同様の目的を持ち、1941年にAmbrose Roanhorseが代表として組織されました。ナバホギルドは、U.S.NAVAJOやUITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的としていたようです。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベース(地金)に、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。


【Julius Gan's Southwestern Arts and Crafts】/【Ganscraft】(以下SWAC)は、もともとは法律家だった【JULIUS GANS 】ユリウス・ガンズによって1915年、サンタフェプラザに小さなインディアンアート/アンティークショップとして創業し、その後、サンタフェでも最大級の店に成長していきます。1927年ごろからは独自にナバホ・プエブロのインディアンシルバースミスを雇い入れ、店頭にてその作業を見せるスタイルで運営されていました。 所属していたアーティストに後年有名作家として名を馳せる人物が多いのも特徴と言えます。 それはAmbrose Roanhorse、【David Taliman】デビッド・タリマン、【Mark Chee】マーク・チー、そして【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ等、非常に優秀で後世にも多大な影響を与えた作家たちが所属していました。多い時には20名以上の職人を雇っていたようで、当時からSWACの作品は大変評価が高くトラディッショナルなスタイルを守りながらも独自性のある作品も多く作られました。 
さらに、現代においてもチマヨ織物を用いたジャケット等で知名度を持つ【Ganscraft】ガンズクラフト社と同じカンパニーであり、パースと呼ばれるチマヨ織のポーチを最初に制作・販売した工房としても有名です。現代では日本の老舗アパレルである東洋エンタープライズ社が実名復刻をしています。


構築的な印象も受けるボーダーのパターンは、非常にクリーンで現代的ですが、古い技術を重視して作られており、ハンドメイドのプリミティブな表情も持ち、ビンテージインディアンジュエリー独特のワイルドで骨太な印象も併せ持っています。
ミニマルで完成度の高いデザイン/造形と渋い表情は、性別やスタイルを問わず、長年にわたってご愛用いただけると思います。

また、練り上げられた工芸品としての美しさや悠然とした佇まいを持ち、明確な背景を確認することは出来ませんが、コレクションとしても十分にその価値を感じることのできるハイエンドなアンティークジュエリーです。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションはシルバーにクスミや僅かなキズ等は見られますが、使用感は少なく特に目立ったダメージなどは無くとても良好な状態です。
Size

メンズサイズ S - M 程度。
レディースサイズ M - XL 程度

内径最大幅 約54.9㎜    正面幅(高さ) 約21.5㎜
内周 約135㎜    開口部 約23㎜
Inside Measurement 5 5/16inch   opening 7/8 inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。XSサイズ以上、MLサイズ以下の男性、Mサイズ以上の女性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Silver (probably Ingot Silver)
        約39.3g