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JRO013295

【Lewis Lomay】 Hopi Vtg Silver Ring w/Nevada Blue TQ c.1960~

【Hopi】ホピの巨匠【Lewis Lomay】ルイス・ロメイ(1913-1996)の作品で、ナバホジュエリーのオーセンティックなスタイルを、高い技術と細部にもこだわったシルバーワークによって造形し、大変美しいネバダブルーターコイズをセットしたビンテージリングです。

1960年代~1970年代頃に作られたと思われる作品で、エレガントな造形美を生み、卓越した彫金技術を有した同作者ならではの精巧な造形と完成度を持ったピースです。
ナバホの伝統的なコンチョを想起させるバースト(放射状)デザインがスタンプワークによって刻まれたフェイスは『Hollow Style/ホロウスタイル』と呼ばれる中空構造で作られており、立体的で迫力のある造形と共にバーストデザインを最大限に活かすエッジまで細かな動きのある造形が実現されています。
そのセンターには高さのあるカボションカットのターコイズがセットされ、ベゼルには2本のシルバーワイヤーを撚り合わせたツイステッドワイヤーが施されています。さらに、シャンクにも細かく奥行きを感じさせる細工が施されており、2本のランドワイヤーと少しハンマーで叩きフラットに成形したツイステッドワイヤーの3本を重ねることで構成、それをスプリットシャンクと同じようにセンターに向けて開き、縦に長いオーバルシェイプのフェイスに自然な流れでロウ付けされています。
ホロースタイルをはじめ、バーストデザインを活かしたエッジのカッティングやオリジナリティーを感じさせるシャンクの造形に至るまで、かなりの技術を必要とするディテールによって形作られており、360度どこから見ても流麗で完成された造形美を持っています。

セットされたターコイズは、澄んだ水色にチョコブラウン~ブラック、ゴールドのタイトなスパイダーウェブを持ち、部分的にグリーンのマトリックスや濃いブルーのグラデーションが見られることで大変複雑な景色を形成しており、ネバダブルーらしい特徴を備えたターコイズ。ハイグレードにグレーディングできる石だと思います。
また、それほど大きな石ではありませんが、高さのあるカットにより存在感と奥行きのある美しさを持っています。経年により少しマットな質感になっていますが、現在も硬度を感じさせる表情と宝石としての煌きを持つ、無添加ナチュラルターコイズです。


【Nevada Blue】ネバダブルーターコイズは1901年に発見され、【Timberline Mine】ティンバーラインと言う別名を持つターコイズ。ナゲット(塊)で採掘され、高い硬度と美しい色、独特の複雑な景色を持つターコイズを産出する鉱山です。1970年代頃には多くの有名作家に愛され、ナバホの【Lee Yazzie】リー・ヤジー(1946-)や、コチティの【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ(1915-1991)の作品でも散見されるターコイズです。


【Lewis Lomay】(Lewis Irvin Lomayesva)ルイス・ロメイは、現代においても非常に高い評価を受ける作家の一人で、ホピの作家としては【Ralph Tawangyawma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)や【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)の様にナバホのオールドスタイルを踏襲し、独自性の強い作品を生み出したまぎれもない天才の一人です。
1913年(又は1914年)、アリゾナ州オライビというとても小さな村に生まれ、幼少期には絵画等を学びました。 1929年にはアルバカーキのインディアンスクールに入学、その3年後にはサンタフェインディアンスクールにて、ナバホの巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)の彫金クラスを受講、そこでシルバーワークの基礎を学んだようです。 そのクラスでは、先生であるAmbrose Roanhorseのスタイルや現存するルイス・ロメイの作品からトラディッショナルでプリミティブな技術を守る質実剛健なシルバーワークが教えられていたことが推測できます。

その後、1930年代前半頃にペインター/絵描きとして【Frank Patania Sr】フランク・パタニアの経営する【Thunderbird Shop】サンダーバードショップで働きました。 そのころは、1日1ドル程度の給与だったようですが、毎日の食事やアパートの家賃はFrank Pataniaが負担していたようです。
1年後には、Lewis Lomayのシルバーワークの才能にFrank Pataniaが気付き、ペインターとしてではなく、シルバースミスとしての仕事や道具が与えられました。
そして、Frank Pataniaによりそのモダンなスタイルや新しい技術を享受されたようです。 当時、【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ(1915-1991)や【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト(1925-)等と共に制作していたと言われています。
彼らは共通して高い独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品を多く残しました。 それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。
第二次世界大戦中の1942年には、Thunderbird Shopを辞め、飛行機工場で働きました。戦後は、サンタフェに戻り1946年に【Hopi Indian Jewelry Shop】をオープンしますが、当時はインディアンジュエリーの需要が落ち込んでいたため閉店を余儀なくされました。 その後は、ハウスペインター等の仕事をしながらシルバージュエリーの制作を並行して進めていたようです。
1947年以降には、アートショーにも積極的に出展し多くのアワード受賞リボンと共にシルバースミスとしての名声を獲得しました。その後、1960年代~1970年代にはサンタフェのインディアンクラフトショップ【Rainbow Man】レインボーマンに作品を供給していたようです。

長いキャリアにおける作品の多くは、伝統的で力強く原始的なシルバーワークをベースに、独特の曲線的で流麗な造形を持ったピースが多く見られます。しかしながら、ホピジュエリー独特のモチーフを落とし込んだオーバーレイの作品やポップな印象のあるボロタイやピン、Frank Pataniaの影響を強く感じさせる植物をモチーフにした作品等、多岐にわたる美しいシルバーワークを残しています。


こちらの作品もナバホのトラディショナルスタイルを踏襲しながら、ルイス・ロメイらしい造形力と流麗な曲線/曲面を感じ取ることが出来るピース。現代では、キワ(サントドミンゴ)の【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト(1925-)や、ナバホの【Lee Yazzie】リー・ヤジー(1946-)等がこちらのようなスタイルを制作しており、さらに次の世代に受け継いでいますが、シルバーワークの完成度ではいまだこちらの作品が秀でているように感じられます。

サイズは女性に向いたリングですが、ボリューム感もあり男性にも良い作品。存在感のあるデザイン/造形とクオリティーの高いターコイズは多くのスタイルにおいて要となりえるジュエリーだと思われます。

深淵な美しさを見せるターコイズと作者の技術力を感じさせるシルバーワークによって、アートピースとしても美しい佇まい。作者のネームバリューのみならず高い希少価値を持った作品です。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションも良好です。使用感少なく、シルバーのクスミや僅かな摩耗は見られますが、ダメージやリペアの跡もなく良好な状態です。
ターコイズに関しても少しマットな質感ですがクラックなどのダメージはありません。また、ターコイズは天然石の為、カットされた時からの母岩/マトリックスの凹凸が見られます。
PRICE:
159,000 円(税込)
SIZE:
日本規格 約 13.5~14号  円周 約 54.4㎜    us 7
正面幅 約 37.8㎜
ターコイズ(中央)サイズは 縦 約20.7㎜  横 約8.0㎜
MATERIAL:
Silver, High Grade Nevada Blue Turquoise
SOLD OUT
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