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JRO013368

【Dan Simplicio】Zuni Antique Stone Inlay Silver Ring c.1940~

【Dan Simplicio】Zuni Antique Stone Inlay Silver Ring c.1940~
129,000 円(税込)
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【Dan Simplicio】Zuni Antique Stone Inlay Silver Ring  c.1940~
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【ZUNI】ズ二の偉大な作家【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオ(1917-1969) の作品と思われる大変重厚なスクエアフェイスの作品で、美しいジェムクオリティーターコイズとジェット(又はオニキス)がインレイされたハイエンドなアンティーク/ビンテージリングです。

1940年代後半~1950年代の作品と推測され、非常にクリエイティブで独自性の強い作品を多く生み出したダン・シンプリシオらしい作品で、存在感のあるボリューム感も持ったメンズサイスのリングです。

重厚なリングの土台とシャンクはキャストで成形され、スクエアシェイプのフェイスには現代では見られない分厚いシルバーを使用してインレイのベースが作られています。上下と中央を3分割するような構成を抽象的な印象の曲線で作りだし、深淵なブラックのジェットを上下に配置することで中央の質の高いターコイズの美しさを一層際立たせているようです。さらに、サイドには同作者を代表するリーフモチーフがスタンプ/刻印されたアップリケが施され、クラシックな表情と作者の独創性の双方を強く感じさせる作品です。
また、内側にはスクラッチによる文字が刻まれていますが、これは作者を特定できるホールマーク(サイン)等ではなく、流通上で施されたものと思われます。その為、息子である【Mike Simplicio】マイク・シンプリシオの作品である可能性が僅かに残りますが、ホールマークが入らない事や造形スタイル、特殊で実験的なディテールやサイドのパッチワークに見られるリーフモチーフのスタンプなどからダン・シンプリシオの作品と推測されます。


セットされたターコイズについては明確な鉱山は不明ですが、鮮やかな水色にブラウン~ブラック、ゴールドのスパイダーウェブを持ち、複雑な景色を形成しており【Nevada Blue Turquoise】ネバダブルーターコイズか【Number Eight Turquoise】ナンバーエイトターコイズと思われます。
フラットなカットでインレイされていながら、奥行きと透明感を感じさせます。現在もハイグロスを保ち、とても高い硬度を感じさせる艶やかな石であり、ジェムグレード以上にグレーディングできるターコイズです。


【Nevada Blue】ネバダブルーターコイズは1901年に発見され、【Timberline Mine】ティンバーラインと言う別名を持つターコイズ。ナゲット(塊)で採掘され、高い硬度と美しい色、独特の複雑な景色を持つターコイズを産出する鉱山です。1970年代頃には多くの有名作家に愛され、ナバホの【Lee Yazzie】リー・ヤジー(1946-)や、コチティの【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ(1915-1991)の作品でも散見されるターコイズです。

【Number Eight Turquoise】ナンバーエイト鉱山は、ネバダ州の鉱山で1920年代中頃~60年代頃まで採掘されていました。特に1930年代中頃に採掘された石は素晴らしいクオリティーを持っていたとされています。また、採掘されるターコイズの色味や質等は、バリエーションが豊かな鉱山の一つですが、その多くは澄んだ水色を持ち、ハイグレードにグレーディングされるものは北米産ターコイズの中でも最も変色や劣化しにくいとされ、高い硬度を誇っています。
現在はその多くがコレクターや有力なトレーダーに収蔵され、市場に出ること自体が少なくなってしまいました。


【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオは、ZUNIの中でも最も著名な作家の一人であり、1930年代後半から台頭する安価なズニスタイルジュエリーを量産するメーカーに対抗し、カットせずに自然な形を生かしたコーラル(珊瑚)等を最初に用いた作家として知られ、非常に多くのスタイルや技術を生み出した人物。【Leekya Deyuse】(1889-1966)や【Leo Poblano】(1905-1959)等との共作のピースも残されています。
1917年、ニューメキシコ州ズニプエブロに生まれ、叔父にはズニ族において記録が残る作家として最初期の一人と言われる【Juan de Dios】ファン・デ・ディオス(1882-1940)を持ち、とても若い時期からシルバースミスとしての技術を教わったようです。
前述の【Mike Simplicio】マイク・シンプリシオの証言によれば、第二次世界大戦中にはフランス・ドイツ・イタリアに従軍し、その時に目にした彫刻などの影響を受け、インディアンジュエリーとしては新しい植物等のモチーフや蛇等のモチーフを用いた複雑で有機的な造形を生み出したとされています。
それらは当時、非常に独創的であり現代においてはズニのトラディッショナルなスタイルとなっていますが、1930年代~50年代に彼が生み出した功績は計り知れません。 1975年に行われたC. G. Wallaceコレクションのオークションでは氏の作品が50点以上が出品され、非常に多くがC. G. Wallaceに個人コレクションされていたことがわかります。
また、甥には【Juan Calavaza】がおり、その妻であり日本においても高名な【Effie Calavaza】もDan Simplicioの創作に強い影響を受けた作家です。


こちらは特にダン・シンプリシオ独特の美意識や造形美が発揮された秀逸な作品であり、ビンテージインディアンジュエリーらしい武骨な雰囲気と同作者の洗練されたシルバーワークによって特別なクオリティーのジュエリーに昇華されています。

また、そのボリューム感は男性の手においても存在感を放ち、際立った美しさを持つターコイズと重厚なシルバーワークによって迫力がもたらされています。しかしながら仰々しい印象はなく、有機的な曲線による構成やクラシックなスクエアフェイスの印象は、フォーマルなシーンでも品格を損なわず、多くのスタイルにフィットするハイエンドなリングです。

【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオの功績を確認することが出来る作品であり、その希少性や史料価値はミュージアムクオリティーだと思われます。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションも良好で、シルバーに僅かなクスミや摩耗が見られますが、ダメージなどは無く、石も良好な状態を保っています。
【ZUNI】ズ二の偉大な作家【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオ(1917-1969) の作品と思われる大変重厚なスクエアフェイスの作品で、美しいジェムクオリティーターコイズとジェット(又はオニキス)がインレイされたハイエンドなアンティーク/ビンテージリングです。

1940年代後半~1950年代の作品と推測され、非常にクリエイティブで独自性の強い作品を多く生み出したダン・シンプリシオらしい作品で、存在感のあるボリューム感も持ったメンズサイスのリングです。

重厚なリングの土台とシャンクはキャストで成形され、スクエアシェイプのフェイスには現代では見られない分厚いシルバーを使用してインレイのベースが作られています。上下と中央を3分割するような構成を抽象的な印象の曲線で作りだし、深淵なブラックのジェットを上下に配置することで中央の質の高いターコイズの美しさを一層際立たせているようです。さらに、サイドには同作者を代表するリーフモチーフがスタンプ/刻印されたアップリケが施され、クラシックな表情と作者の独創性の双方を強く感じさせる作品です。
また、内側にはスクラッチによる文字が刻まれていますが、これは作者を特定できるホールマーク(サイン)等ではなく、流通上で施されたものと思われます。その為、息子である【Mike Simplicio】マイク・シンプリシオの作品である可能性が僅かに残りますが、ホールマークが入らない事や造形スタイル、特殊で実験的なディテールやサイドのパッチワークに見られるリーフモチーフのスタンプなどからダン・シンプリシオの作品と推測されます。


セットされたターコイズについては明確な鉱山は不明ですが、鮮やかな水色にブラウン~ブラック、ゴールドのスパイダーウェブを持ち、複雑な景色を形成しており【Nevada Blue Turquoise】ネバダブルーターコイズか【Number Eight Turquoise】ナンバーエイトターコイズと思われます。
フラットなカットでインレイされていながら、奥行きと透明感を感じさせます。現在もハイグロスを保ち、とても高い硬度を感じさせる艶やかな石であり、ジェムグレード以上にグレーディングできるターコイズです。


【Nevada Blue】ネバダブルーターコイズは1901年に発見され、【Timberline Mine】ティンバーラインと言う別名を持つターコイズ。ナゲット(塊)で採掘され、高い硬度と美しい色、独特の複雑な景色を持つターコイズを産出する鉱山です。1970年代頃には多くの有名作家に愛され、ナバホの【Lee Yazzie】リー・ヤジー(1946-)や、コチティの【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ(1915-1991)の作品でも散見されるターコイズです。

【Number Eight Turquoise】ナンバーエイト鉱山は、ネバダ州の鉱山で1920年代中頃~60年代頃まで採掘されていました。特に1930年代中頃に採掘された石は素晴らしいクオリティーを持っていたとされています。また、採掘されるターコイズの色味や質等は、バリエーションが豊かな鉱山の一つですが、その多くは澄んだ水色を持ち、ハイグレードにグレーディングされるものは北米産ターコイズの中でも最も変色や劣化しにくいとされ、高い硬度を誇っています。
現在はその多くがコレクターや有力なトレーダーに収蔵され、市場に出ること自体が少なくなってしまいました。


【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオは、ZUNIの中でも最も著名な作家の一人であり、1930年代後半から台頭する安価なズニスタイルジュエリーを量産するメーカーに対抗し、カットせずに自然な形を生かしたコーラル(珊瑚)等を最初に用いた作家として知られ、非常に多くのスタイルや技術を生み出した人物。【Leekya Deyuse】(1889-1966)や【Leo Poblano】(1905-1959)等との共作のピースも残されています。
1917年、ニューメキシコ州ズニプエブロに生まれ、叔父にはズニ族において記録が残る作家として最初期の一人と言われる【Juan de Dios】ファン・デ・ディオス(1882-1940)を持ち、とても若い時期からシルバースミスとしての技術を教わったようです。
前述の【Mike Simplicio】マイク・シンプリシオの証言によれば、第二次世界大戦中にはフランス・ドイツ・イタリアに従軍し、その時に目にした彫刻などの影響を受け、インディアンジュエリーとしては新しい植物等のモチーフや蛇等のモチーフを用いた複雑で有機的な造形を生み出したとされています。
それらは当時、非常に独創的であり現代においてはズニのトラディッショナルなスタイルとなっていますが、1930年代~50年代に彼が生み出した功績は計り知れません。 1975年に行われたC. G. Wallaceコレクションのオークションでは氏の作品が50点以上が出品され、非常に多くがC. G. Wallaceに個人コレクションされていたことがわかります。
また、甥には【Juan Calavaza】がおり、その妻であり日本においても高名な【Effie Calavaza】もDan Simplicioの創作に強い影響を受けた作家です。


こちらは特にダン・シンプリシオ独特の美意識や造形美が発揮された秀逸な作品であり、ビンテージインディアンジュエリーらしい武骨な雰囲気と同作者の洗練されたシルバーワークによって特別なクオリティーのジュエリーに昇華されています。

また、そのボリューム感は男性の手においても存在感を放ち、際立った美しさを持つターコイズと重厚なシルバーワークによって迫力がもたらされています。しかしながら仰々しい印象はなく、有機的な曲線による構成やクラシックなスクエアフェイスの印象は、フォーマルなシーンでも品格を損なわず、多くのスタイルにフィットするハイエンドなリングです。

【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオの功績を確認することが出来る作品であり、その希少性や史料価値はミュージアムクオリティーだと思われます。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションも良好で、シルバーに僅かなクスミや摩耗が見られますが、ダメージなどは無く、石も良好な状態を保っています。
Size

日本規格 約 20.5号   円周 約 61.3㎜   us 10
正面幅 約 24.6㎜

Material

Silver, Jet or Onyx, Gem Quality Turquoise