ITEM CODE:
JRO003397

【Julian Lovato】 Kewa Silver Ring w/Four High-Grade Corals

【Julian Lovato】 Kewa Silver Ring w/Four High-Grade Corals
275,000 円(税込)
275,000 円(税込)
【Julian Lovato】 Kewa Silver Ring w/Four High-Grade Corals
  • 【Julian Lovato】 Kewa Silver Ring w/Four High-Grade Corals
  • 【Julian Lovato】 Kewa Silver Ring w/Four High-Grade Corals
  • 【Julian Lovato】 Kewa Silver Ring w/Four High-Grade Corals
  • 【Julian Lovato】 Kewa Silver Ring w/Four High-Grade Corals
  • 【Julian Lovato】 Kewa Silver Ring w/Four High-Grade Corals
  • 【Julian Lovato】 Kewa Silver Ring w/Four High-Grade Corals
  • 【Julian Lovato】 Kewa Silver Ring w/Four High-Grade Corals
  • 【Julian Lovato】 Kewa Silver Ring w/Four High-Grade Corals
  • 【Julian Lovato】 Kewa Silver Ring w/Four High-Grade Corals
  • 【Julian Lovato】 Kewa Silver Ring w/Four High-Grade Corals
  • 【Julian Lovato】 Kewa Silver Ring w/Four High-Grade Corals
【Kewa】キワ(サントドミンゴ)の大巨匠【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト(1925-)の作品で、1970年代後半~90年代頃に作られたと思われる同作者らしい重厚なシルバーワークに、4つの美しいレッドコーラルがセットされた素晴らしいクオリティーのリングです。

こちらの作品は、ジュリアン・ロバトらしいディテールで構成されたリングですが、同じデザインは他に見たことが無く、比較的珍しいデザイン/造形の作品だと思われます。
重厚なシャンクのシルバーワークなど、同作者の卓越した技術とエレガントな造形美を感じるハイエンドなピースで、希少な16.5号程度の性別を問わないサイズの作品です。

シャンクはオーバーレイ技法によって立体的で重厚な造形に構成されており、内側が細くなっていることで心地よい装着感を生み出していますが、重厚でボリューム感のある造形やデザインが与える印象は男性的で、少しゴシックな雰囲気も感じさせます。そこに、縦方向に『ローワーク』と呼ばれる石を羅列したデザインのフェイスが施されています。このような縦方向に石を並べたスタイルはナバホの伝統的な造形の一つであり、ホピジュエリーで多く見られるオーバーレイとの組み合わせ方等、多種多様な技術をマスターし自身の作品に落としこんでいったジュリアン・ロバトの高い意匠性を持った作品です。石の両サイドにはダイヤ型の小さなアップリケ/パッチワークが施されており、シンプルでクリーンでありながら力強いシルバーワークは、やはり美しくハイエンドなリングに仕上げられています。

また、セットされた大変美しいレッドコーラルはイタリア産と思われ、非常に濃く深い赤を湛えるハイグレードコーラルです。


【Julian Lovato】ジュリアン・ロバトは、インディアンジュエリー作家の中でも最も高い評価を受ける作家の一人であり、その卓越した技術と長いキャリア、独特のモダンでエレガントなスタイルにより、アメリカ国内では『living legend』(人間州宝)として大変有名です。
1925年、キワプエブロに生まれ、祖父、父親共にサントドミンゴの伝統的なターコイズを用いたジュエリーの制作に携わっており、ジュリアンも10代のころから自然にジュエリー制作のキャリアをスタートさせたようです。1940年代初頭には短期間ながら【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズで石のカッターとして働いていました。その後、兵役を経てFrank Pataniaの経営する【Thunderbird Shop】サンダーバードショップに所属しました。

師である【Frank Patania Sr】フランク・パタニアは1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。 そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。ニューヨークでジュエラーとしての経験を積んだ後、1927年にはサンタフェにThunderbird Shopをオープンしました。 当時シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。

そんな『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われるモダンで革新的な造形美を持つ作品を残した代表的な作家が、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナです。それらの作品は、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品群で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。
さらに、その中でもFrank Pataniaの死後もThunderbird Shopのホールマークとそのスタイルを受け継ぎ、独自に進化させていったのが、Julian Lovatoです。
こちらの作品にも見られるホールマークは、Thunderbird Shopのサンダーバード、その下に氏の名前、そしてIndian Hand Made を表す『IHM』と『STERLING』の文字が刻まれており、Sterling Silver=925シルバー製であることを表しています。
2003年頃にはジュエリーの制作から引退していますが、長いアーティストとしてのキャリアの中では、所属したショップや制作時期により多くのスタイルの作品を生み出しています。それらの中でも同作者らしい重厚でクオリティーの高いシルバーワークで構成されたクリーンでエレガントな作品の評価が高く、現在ではその作品を発見すること自体が困難な作家となっています。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、40年代~50年代【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そして【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。


ジュリアン・ロバトらしい美しいコーラルを使用した作品であり、同作者の代表的なデザイン/造形ではありませんが、とてもジュリアン・ロバトらしいディテールで構成されたピース。ナバホジュエリーの基本を踏襲したリングですが、それだけでなくオーバーレイ技法なども取り入れることで新しい可能性を示し、独自性と同作者ならではのアイデンティティーを感じることが出来るリングです。

存在感のあるリングですが、エレガントで品位を持った作品ですのでドレッシーなスタイルにもフィットし、インディアンジュエリー独特の佇まいとジュリアン・ロバト独特のムードを漂わせています。

素晴らしい造形センスとハイグレードなコーラルは、当店でも最もハイエンドなリングの一つであり、現在、ジュリアン・ロバトの作品はコレクターの手を離れることがほとんどない貴重なピースです。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションも良好です。僅かなシルバーのクスミや小キズは見られますが、ダメージなどはありません。使用感も少なく、コーラルを含め良い状態を保っています。
また、通常は2~3号程度のサイズ直し(有償)を承っておりますが、こちらは作品の希少性を考慮し当店でのサイズ直しはお断りさせていただきます。ご了承ください。
【Kewa】キワ(サントドミンゴ)の大巨匠【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト(1925-)の作品で、1970年代後半~90年代頃に作られたと思われる同作者らしい重厚なシルバーワークに、4つの美しいレッドコーラルがセットされた素晴らしいクオリティーのリングです。

こちらの作品は、ジュリアン・ロバトらしいディテールで構成されたリングですが、同じデザインは他に見たことが無く、比較的珍しいデザイン/造形の作品だと思われます。
重厚なシャンクのシルバーワークなど、同作者の卓越した技術とエレガントな造形美を感じるハイエンドなピースで、希少な16.5号程度の性別を問わないサイズの作品です。

シャンクはオーバーレイ技法によって立体的で重厚な造形に構成されており、内側が細くなっていることで心地よい装着感を生み出していますが、重厚でボリューム感のある造形やデザインが与える印象は男性的で、少しゴシックな雰囲気も感じさせます。そこに、縦方向に『ローワーク』と呼ばれる石を羅列したデザインのフェイスが施されています。このような縦方向に石を並べたスタイルはナバホの伝統的な造形の一つであり、ホピジュエリーで多く見られるオーバーレイとの組み合わせ方等、多種多様な技術をマスターし自身の作品に落としこんでいったジュリアン・ロバトの高い意匠性を持った作品です。石の両サイドにはダイヤ型の小さなアップリケ/パッチワークが施されており、シンプルでクリーンでありながら力強いシルバーワークは、やはり美しくハイエンドなリングに仕上げられています。

また、セットされた大変美しいレッドコーラルはイタリア産と思われ、非常に濃く深い赤を湛えるハイグレードコーラルです。


【Julian Lovato】ジュリアン・ロバトは、インディアンジュエリー作家の中でも最も高い評価を受ける作家の一人であり、その卓越した技術と長いキャリア、独特のモダンでエレガントなスタイルにより、アメリカ国内では『living legend』(人間州宝)として大変有名です。
1925年、キワプエブロに生まれ、祖父、父親共にサントドミンゴの伝統的なターコイズを用いたジュエリーの制作に携わっており、ジュリアンも10代のころから自然にジュエリー制作のキャリアをスタートさせたようです。1940年代初頭には短期間ながら【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズで石のカッターとして働いていました。その後、兵役を経てFrank Pataniaの経営する【Thunderbird Shop】サンダーバードショップに所属しました。

師である【Frank Patania Sr】フランク・パタニアは1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。 そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。ニューヨークでジュエラーとしての経験を積んだ後、1927年にはサンタフェにThunderbird Shopをオープンしました。 当時シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。

そんな『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われるモダンで革新的な造形美を持つ作品を残した代表的な作家が、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナです。それらの作品は、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品群で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。
さらに、その中でもFrank Pataniaの死後もThunderbird Shopのホールマークとそのスタイルを受け継ぎ、独自に進化させていったのが、Julian Lovatoです。
こちらの作品にも見られるホールマークは、Thunderbird Shopのサンダーバード、その下に氏の名前、そしてIndian Hand Made を表す『IHM』と『STERLING』の文字が刻まれており、Sterling Silver=925シルバー製であることを表しています。
2003年頃にはジュエリーの制作から引退していますが、長いアーティストとしてのキャリアの中では、所属したショップや制作時期により多くのスタイルの作品を生み出しています。それらの中でも同作者らしい重厚でクオリティーの高いシルバーワークで構成されたクリーンでエレガントな作品の評価が高く、現在ではその作品を発見すること自体が困難な作家となっています。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、40年代~50年代【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そして【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。


ジュリアン・ロバトらしい美しいコーラルを使用した作品であり、同作者の代表的なデザイン/造形ではありませんが、とてもジュリアン・ロバトらしいディテールで構成されたピース。ナバホジュエリーの基本を踏襲したリングですが、それだけでなくオーバーレイ技法なども取り入れることで新しい可能性を示し、独自性と同作者ならではのアイデンティティーを感じることが出来るリングです。

存在感のあるリングですが、エレガントで品位を持った作品ですのでドレッシーなスタイルにもフィットし、インディアンジュエリー独特の佇まいとジュリアン・ロバト独特のムードを漂わせています。

素晴らしい造形センスとハイグレードなコーラルは、当店でも最もハイエンドなリングの一つであり、現在、ジュリアン・ロバトの作品はコレクターの手を離れることがほとんどない貴重なピースです。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションも良好です。僅かなシルバーのクスミや小キズは見られますが、ダメージなどはありません。使用感も少なく、コーラルを含め良い状態を保っています。
また、通常は2~3号程度のサイズ直し(有償)を承っておりますが、こちらは作品の希少性を考慮し当店でのサイズ直しはお断りさせていただきます。ご了承ください。
Size

日本規格 約 16.5~17号   円周 約 57.1㎜   us 8
正面幅 約 23.9㎜

Material

Sterling Silver, High Grade Italian Coral