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JRO013399

【Julian Lovato】 Kewa Tufa Casted Silver Ring w/Turquoise

【Julian Lovato】 Kewa Tufa Casted Silver Ring w/Turquoise
135,000 円(税込)
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【Kewa】キワ(サントドミンゴ)の大巨匠【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト(1925-)の作品で、1970年代後半~90年代頃に作られたと思われる同作者らしい美しいシルバーワークに、高さのある柔らかなグリーンターコイズがセットされたハイエンドなビンテージリングです。

シャンクはおそらくトゥーファキャストで成形されており、石の両脇の黒く凹凸のあるシルバーの肌部分は、トゥーファストーンの表情を活かしています。センターには高さのあるオーバルカットのターコイズがセットされ、そのベゼルは丁寧なスタンプワークが施されることで作品のアクセントにもなっています。さらに、その両サイドには前述のトゥーファの質感を生かした溝を作り、そこにラウンドワイヤーを斜めにカットした小さなコンチョパーツがアップリケされています。トゥーファキャストを用いた同作者の作品は少なく、こちらのピースに類似したデザインのリングは過去に発見していませんが、サイドのアップリケや重厚でクリーンなシルバーワーク、独特の完成度はJulian Lovatoらしいディテールであり、やはり美しくハイエンドなリングに仕上げられています。

セットされたターコイズは正確な鉱山は断定できませんが、【Fox Turquoise】フォックスターコイズと思われ、強い透明感と艶のある石です。やさしく神秘的なアクアカラーに濃淡のグラデーション、一部にブラックやブラウンのマトリックスが入る美しいターコイズです。


【Julian Lovato】ジュリアン・ロバトは、インディアンジュエリー作家の中でも最も高い評価を受ける作家の一人であり、その卓越した技術と長いキャリア、独特のモダンでエレガントなスタイルにより、アメリカ国内では『living legend』(人間州宝)として大変有名です。
1925年、キワプエブロに生まれ、祖父、父親共にサントドミンゴの伝統的なターコイズを用いたジュエリーの制作に携わっており、ジュリアンも10代のころから自然にジュエリー制作のキャリアをスタートさせたようです。1940年代初頭には短期間ながら【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズで石のカッターとして働いていました。その後、兵役を経てFrank Pataniaの経営する【Thunderbird Shop】サンダーバードショップに所属しました。

師である【Frank Patania Sr】フランク・パタニアは1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。 そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。ニューヨークでジュエラーとしての経験を積んだ後、1927年にはサンタフェにThunderbird Shopをオープンしました。 当時シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。

そんな『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われるモダンで革新的な造形美を持つ作品を残した代表的な作家が、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナです。それらの作品は、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品群で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。
さらに、その中でもFrank Pataniaの死後もThunderbird Shopのホールマークとそのスタイルを受け継ぎ、独自に進化させていったのが、Julian Lovatoです。
こちらの作品にも見られるホールマークは、Thunderbird Shopのサンダーバード、その下に氏の名前、そしてIndian Hand Made を表す『IHM』と『STERLING』の文字が刻まれており、Sterling Silver=925シルバー製であることを表しています。
2003年頃にはジュエリーの制作から引退していますが、長いアーティストとしてのキャリアの中では、所属したショップや制作時期により多くのスタイルの作品を生み出しています。それらの中でも同作者らしい重厚でクオリティーの高いシルバーワークで構成されたクリーンでエレガントな作品の評価が高く、現在ではその作品を発見すること自体が困難な作家となっています。


【Tufa Cast】トゥーファキャストは、トゥーファストーンという石を使用したナバホ族の伝統的な鋳造製法です。材料となるのはトゥーファ鉱山より採掘される軽石のような柔らかい石(トゥーファストーン)で、これを削ることによって作品の型を制作します。
2枚用意されたトゥーファの片方にデザインを彫刻し、2枚合わせたトゥーファの溝にシルバーを流し込んで行う鋳造製法です。量産には向かず、多くが一点物の作品になり手間もかかるため、多くのアーティストが扱う技術ではありません。
しかしながら、その仕上がりは石の質感を活かすことで、大地の自然な表情を切り取ったような独特の質感が表現でき、ホピの巨匠【Charles Loloma】チャールズ・ロロマも好んで用いた手法です。 そこに現れるシルバーの表情はとても荘厳で自然に溶け込むような雰囲気を持っています。


Julian Lovatoの作品としては、比較的珍しいデザイン/造形のピースだと思われ、ナバホジュエリーの基本を踏襲したリングですが、細かなディテールや完成した作品の表情には同作者ならではのアイデンティティーを感じることが出来ます。
またその上質感により、13.5~14号程度と女性に向いたサイズながら男性のピンキーリングにも向いた作品です。

巨匠と呼ばれる作者ならではの技術力を感じさせる美しい造形センスとシルバーワークも秀逸な作品であり、ジュリアン・ロバトの作品はコレクターの手を離れることがほとんどない貴重なリングです。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションも良好です。僅かなシルバーのクスミや小キズは見られますが、ダメージなどはありません。使用感も少なく、ターコイズを含め良い状態を保っています。
また、通常は2~3号程度のサイズ直し(有償)を承っておりますが、こちらは作品の希少性を考慮し当店でのサイズ直しはお断りさせていただきます。ご了承ください。
【Kewa】キワ(サントドミンゴ)の大巨匠【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト(1925-)の作品で、1970年代後半~90年代頃に作られたと思われる同作者らしい美しいシルバーワークに、高さのある柔らかなグリーンターコイズがセットされたハイエンドなビンテージリングです。

シャンクはおそらくトゥーファキャストで成形されており、石の両脇の黒く凹凸のあるシルバーの肌部分は、トゥーファストーンの表情を活かしています。センターには高さのあるオーバルカットのターコイズがセットされ、そのベゼルは丁寧なスタンプワークが施されることで作品のアクセントにもなっています。さらに、その両サイドには前述のトゥーファの質感を生かした溝を作り、そこにラウンドワイヤーを斜めにカットした小さなコンチョパーツがアップリケされています。トゥーファキャストを用いた同作者の作品は少なく、こちらのピースに類似したデザインのリングは過去に発見していませんが、サイドのアップリケや重厚でクリーンなシルバーワーク、独特の完成度はJulian Lovatoらしいディテールであり、やはり美しくハイエンドなリングに仕上げられています。

セットされたターコイズは正確な鉱山は断定できませんが、【Fox Turquoise】フォックスターコイズと思われ、強い透明感と艶のある石です。やさしく神秘的なアクアカラーに濃淡のグラデーション、一部にブラックやブラウンのマトリックスが入る美しいターコイズです。


【Julian Lovato】ジュリアン・ロバトは、インディアンジュエリー作家の中でも最も高い評価を受ける作家の一人であり、その卓越した技術と長いキャリア、独特のモダンでエレガントなスタイルにより、アメリカ国内では『living legend』(人間州宝)として大変有名です。
1925年、キワプエブロに生まれ、祖父、父親共にサントドミンゴの伝統的なターコイズを用いたジュエリーの制作に携わっており、ジュリアンも10代のころから自然にジュエリー制作のキャリアをスタートさせたようです。1940年代初頭には短期間ながら【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズで石のカッターとして働いていました。その後、兵役を経てFrank Pataniaの経営する【Thunderbird Shop】サンダーバードショップに所属しました。

師である【Frank Patania Sr】フランク・パタニアは1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。 そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。ニューヨークでジュエラーとしての経験を積んだ後、1927年にはサンタフェにThunderbird Shopをオープンしました。 当時シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。

そんな『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われるモダンで革新的な造形美を持つ作品を残した代表的な作家が、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナです。それらの作品は、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品群で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。
さらに、その中でもFrank Pataniaの死後もThunderbird Shopのホールマークとそのスタイルを受け継ぎ、独自に進化させていったのが、Julian Lovatoです。
こちらの作品にも見られるホールマークは、Thunderbird Shopのサンダーバード、その下に氏の名前、そしてIndian Hand Made を表す『IHM』と『STERLING』の文字が刻まれており、Sterling Silver=925シルバー製であることを表しています。
2003年頃にはジュエリーの制作から引退していますが、長いアーティストとしてのキャリアの中では、所属したショップや制作時期により多くのスタイルの作品を生み出しています。それらの中でも同作者らしい重厚でクオリティーの高いシルバーワークで構成されたクリーンでエレガントな作品の評価が高く、現在ではその作品を発見すること自体が困難な作家となっています。


【Tufa Cast】トゥーファキャストは、トゥーファストーンという石を使用したナバホ族の伝統的な鋳造製法です。材料となるのはトゥーファ鉱山より採掘される軽石のような柔らかい石(トゥーファストーン)で、これを削ることによって作品の型を制作します。
2枚用意されたトゥーファの片方にデザインを彫刻し、2枚合わせたトゥーファの溝にシルバーを流し込んで行う鋳造製法です。量産には向かず、多くが一点物の作品になり手間もかかるため、多くのアーティストが扱う技術ではありません。
しかしながら、その仕上がりは石の質感を活かすことで、大地の自然な表情を切り取ったような独特の質感が表現でき、ホピの巨匠【Charles Loloma】チャールズ・ロロマも好んで用いた手法です。 そこに現れるシルバーの表情はとても荘厳で自然に溶け込むような雰囲気を持っています。


Julian Lovatoの作品としては、比較的珍しいデザイン/造形のピースだと思われ、ナバホジュエリーの基本を踏襲したリングですが、細かなディテールや完成した作品の表情には同作者ならではのアイデンティティーを感じることが出来ます。
またその上質感により、13.5~14号程度と女性に向いたサイズながら男性のピンキーリングにも向いた作品です。

巨匠と呼ばれる作者ならではの技術力を感じさせる美しい造形センスとシルバーワークも秀逸な作品であり、ジュリアン・ロバトの作品はコレクターの手を離れることがほとんどない貴重なリングです。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションも良好です。僅かなシルバーのクスミや小キズは見られますが、ダメージなどはありません。使用感も少なく、ターコイズを含め良い状態を保っています。
また、通常は2~3号程度のサイズ直し(有償)を承っておりますが、こちらは作品の希少性を考慮し当店でのサイズ直しはお断りさせていただきます。ご了承ください。
Size

日本規格 約 13.5~14号   円周 約 54.4㎜   us 7
正面幅 約 20.1㎜

Material

Sterling Silver, Turquoise