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JBH003308

【Victor Coochwytewa】 Hopi Overlay TriangleWire Cuff c.1960 1

【Victor Coochwytewa】 Hopi Overlay TriangleWire Cuff c.1960 1
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【Hopi】ホピの巨匠【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)による作品で、ホピ族によるオーバーレイ技法黎明期のピース。オーバーレイという現代のホピジュエリーにおける代表的な技術で構成されながらもナバホのトラディショナルなトライアングルワイヤーをベースにした特異性を持ち、素朴ながら洗練された完成度を感じさせる貴重なアンティーク/ビンテージバングルです。

※こちらは、画像にある『JBH003309』と同じ作者による同デザイン/造形のピースであり、元々2本セットで発見されたアンティークジュエリーです。販売は2作品セットではなく、それぞれ単体での販売になっております。


ホールマーク(作者のサイン)や造形スタイルなどから1960年代頃の作品と思われ、7~8㎜という幅はそれなりに重厚で大胆なカッティングによるオーバーレイがシンプルながら力強い印象を与えます。ベースとなっているトライアングルワイヤーもコマーシャルワイヤー(既製品)ではなくインゴットシルバー(銀塊)から成形されており、現代のホピジュエリーに比べて非常に分厚いシルバーがオーバーレイされています。オーバーレイのデザインモチーフはおそらく『水』や『虹』を表すものと思われ、同作者のクラン(氏族)にも関係し、農耕民族であるホピの人々にとっての命に直結する題材を表現しているようです。

また、トライアングルワイヤーをバンド/地金にした造形はナバホの作品において古典期からみられる伝統的なスタイルであり、現在でもナバホジュエリーの定番スタイルの一つとなっています。ただし、同様のスタイルは現在のホピジュエリーでは全く見られず、作られていないと思われます。その為、こちらの作品は大変珍しく例外的なピースであり、Victor Coochwytewaの作品でも他に例を見ません。それでもインディアンジュエリー黎明期の1930年代まではナバホとホピ等プエブロの作品群にはモチーフやイメージの違いが少しある程度で、明確なスタイルの差はほとんど見られませんでした。その為、1940年代からの長いキャリアを持つ同作者の古い作品にはナバホジュエリーと近いスタイルの作品も多く見られ、実験的な新しい試みによる作品も精力的に制作したVictor Coochwytewaらしいバングルとも考えられます。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、40年代~50年代【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そしてこちらの作者である【Victor Coochwytewa】等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。


【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワは1922年生まれで、クラン(ホピ特有の氏族)は『Waterhouse』、アリゾナ州北東部のションゴポーヴィで育ちました。ホピにおけるオーバーレイ技法の生みの親でもある【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)からシルバースミスとしての技術を教わり、1941年頃にはウィンズローのフレッド・ハービー社で働いていた記録が残っています。その後、第二次世界大戦に従軍し1946年からフォートウィンゲートインディアンスクールでレザークラフトとシルバー彫金のクラスを受講したようです。1950年代には【Hopi SilverCraft Guild】ホピシルバークラフトギルド(通称ホピギルド)のメンバーとして制作を続け、この頃から後進の指導などにも携わっていました。
また同氏は、自身のシルバー技術を高めるために前述の様にレザーワーク等を習得したり、金やダイヤモンドをオーバーレイのデザインに落とし込む技術もスコッツデールのジュエリーデザイナーに教わることで身に付けるなど、生涯を通して新しい取り組み、ジュエリーの可能性を模索し続けました。
独自の造形/デザインと共にオーバーレイ技術を初期に取り入れ、ホピのスタイルとして定着させた作家の一人でもあり、ダイヤモンドを取り入れた最初の作家としても知られています。とても長いキャリアの中で自身の作品を常に進化させ、ホピらしい感性と独特のセンスを感じさせる傑作を多く残しています。
1994年には、Arizona Indian Living Treasure Award(アリゾナ州人間州宝)に認定され、現在では大英博物館でもその作品が展示されています。2000年代に入ってからも精力的に新しいジュエリーを制作しておられましたが、2011年に亡くなっています。

1950年代の作品では、個人のホールマークと共にホピギルドの刻印が入り、1960年代の作品は個人のホールマークのみとなっています。1970年代後半頃からは、現在も素晴らしいジュエリーを展示するセドナのギャラリー【Kopavi Gallery】の為に多くの作品を制作し、同店のショップマークがホールマークと共に施されています。


こちらの作品も重ねるシルバーに厚いものを使うことで、オーバーレイの特徴を最大限に活かす深い紋様の影を作り出し、さらにトライアングルワイヤーをベースにすることで、立体的で奥行きのあるバングルに仕上がっています。
これらの作者の新しい試みや美意識を宿す造形美は、多くのスタイルでさりげなくも効果的なアクセントになってくれると思われ、ナバホジュエリーの持つ武骨で男性的な印象と洗練されたホピのデザインワークにより、シンプルなデザインに強い独自性と彫刻の様な与えられています。

高度な彫金技術により仕上げられ、大変美しくクリーンでアートピースとしても素晴らしい存在感を持ったデザイン/造形のバングルです。 オーバーレイ技術黎明期でありながら、すでに高い完成度を誇るVictor Coochwytewaによる、何気ないデザイン/造形ながら、トライアングルワイヤーという大変なスペシャリティーを持ったハイエンドなピースであり、史料価値も非常に高い作品です。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションは多少の使用感と制作上のムラ等は見られますが、ダメージやリペアの跡などはなく、とても良好な状態を保っています。


こちらの価格につきましてはお問い合わせください。
お手数ですが、お問い合わせ作品名・アイテムコード・氏名・住所・電話番号・メールアドレスを必ずご記載下さいますようお願いいたします。  →お問合せはこちら
【Hopi】ホピの巨匠【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)による作品で、ホピ族によるオーバーレイ技法黎明期のピース。オーバーレイという現代のホピジュエリーにおける代表的な技術で構成されながらもナバホのトラディショナルなトライアングルワイヤーをベースにした特異性を持ち、素朴ながら洗練された完成度を感じさせる貴重なアンティーク/ビンテージバングルです。

※こちらは、画像にある『JBH003309』と同じ作者による同デザイン/造形のピースであり、元々2本セットで発見されたアンティークジュエリーです。販売は2作品セットではなく、それぞれ単体での販売になっております。


ホールマーク(作者のサイン)や造形スタイルなどから1960年代頃の作品と思われ、7~8㎜という幅はそれなりに重厚で大胆なカッティングによるオーバーレイがシンプルながら力強い印象を与えます。ベースとなっているトライアングルワイヤーもコマーシャルワイヤー(既製品)ではなくインゴットシルバー(銀塊)から成形されており、現代のホピジュエリーに比べて非常に分厚いシルバーがオーバーレイされています。オーバーレイのデザインモチーフはおそらく『水』や『虹』を表すものと思われ、同作者のクラン(氏族)にも関係し、農耕民族であるホピの人々にとっての命に直結する題材を表現しているようです。

また、トライアングルワイヤーをバンド/地金にした造形はナバホの作品において古典期からみられる伝統的なスタイルであり、現在でもナバホジュエリーの定番スタイルの一つとなっています。ただし、同様のスタイルは現在のホピジュエリーでは全く見られず、作られていないと思われます。その為、こちらの作品は大変珍しく例外的なピースであり、Victor Coochwytewaの作品でも他に例を見ません。それでもインディアンジュエリー黎明期の1930年代まではナバホとホピ等プエブロの作品群にはモチーフやイメージの違いが少しある程度で、明確なスタイルの差はほとんど見られませんでした。その為、1940年代からの長いキャリアを持つ同作者の古い作品にはナバホジュエリーと近いスタイルの作品も多く見られ、実験的な新しい試みによる作品も精力的に制作したVictor Coochwytewaらしいバングルとも考えられます。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、40年代~50年代【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そしてこちらの作者である【Victor Coochwytewa】等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。


【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワは1922年生まれで、クラン(ホピ特有の氏族)は『Waterhouse』、アリゾナ州北東部のションゴポーヴィで育ちました。ホピにおけるオーバーレイ技法の生みの親でもある【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)からシルバースミスとしての技術を教わり、1941年頃にはウィンズローのフレッド・ハービー社で働いていた記録が残っています。その後、第二次世界大戦に従軍し1946年からフォートウィンゲートインディアンスクールでレザークラフトとシルバー彫金のクラスを受講したようです。1950年代には【Hopi SilverCraft Guild】ホピシルバークラフトギルド(通称ホピギルド)のメンバーとして制作を続け、この頃から後進の指導などにも携わっていました。
また同氏は、自身のシルバー技術を高めるために前述の様にレザーワーク等を習得したり、金やダイヤモンドをオーバーレイのデザインに落とし込む技術もスコッツデールのジュエリーデザイナーに教わることで身に付けるなど、生涯を通して新しい取り組み、ジュエリーの可能性を模索し続けました。
独自の造形/デザインと共にオーバーレイ技術を初期に取り入れ、ホピのスタイルとして定着させた作家の一人でもあり、ダイヤモンドを取り入れた最初の作家としても知られています。とても長いキャリアの中で自身の作品を常に進化させ、ホピらしい感性と独特のセンスを感じさせる傑作を多く残しています。
1994年には、Arizona Indian Living Treasure Award(アリゾナ州人間州宝)に認定され、現在では大英博物館でもその作品が展示されています。2000年代に入ってからも精力的に新しいジュエリーを制作しておられましたが、2011年に亡くなっています。

1950年代の作品では、個人のホールマークと共にホピギルドの刻印が入り、1960年代の作品は個人のホールマークのみとなっています。1970年代後半頃からは、現在も素晴らしいジュエリーを展示するセドナのギャラリー【Kopavi Gallery】の為に多くの作品を制作し、同店のショップマークがホールマークと共に施されています。


こちらの作品も重ねるシルバーに厚いものを使うことで、オーバーレイの特徴を最大限に活かす深い紋様の影を作り出し、さらにトライアングルワイヤーをベースにすることで、立体的で奥行きのあるバングルに仕上がっています。
これらの作者の新しい試みや美意識を宿す造形美は、多くのスタイルでさりげなくも効果的なアクセントになってくれると思われ、ナバホジュエリーの持つ武骨で男性的な印象と洗練されたホピのデザインワークにより、シンプルなデザインに強い独自性と彫刻の様な与えられています。

高度な彫金技術により仕上げられ、大変美しくクリーンでアートピースとしても素晴らしい存在感を持ったデザイン/造形のバングルです。 オーバーレイ技術黎明期でありながら、すでに高い完成度を誇るVictor Coochwytewaによる、何気ないデザイン/造形ながら、トライアングルワイヤーという大変なスペシャリティーを持ったハイエンドなピースであり、史料価値も非常に高い作品です。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションは多少の使用感と制作上のムラ等は見られますが、ダメージやリペアの跡などはなく、とても良好な状態を保っています。


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お手数ですが、お問い合わせ作品名・アイテムコード・氏名・住所・電話番号・メールアドレスを必ずご記載下さいますようお願いいたします。  →お問合せはこちら
Size

メンズサイズ ML - XL 程度

内径最大幅 約61.0㎜    正面幅(高さ) 約7.3㎜
内周 約144㎜    開口部 約28㎜
Inside Measurement 5 11/16inch   opening 1 1/8 inch 

  ※※バングルはサイズ調整可能です。MLサイズ以上、XXLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver
        約34.5g