【NAVAJO】ナバホのOLDPAWNジュエリー、センターにセットされた大きくワイルドな【Pilot Mountain Turquoise】パイロットマウンテンターコイズが印象的な女性向けサイズのビンテージバングルです。

1970年代～1980年代初頭頃の作品と思われ、2本のハーフラウンドワイヤーをバンド/地金に、大きく存在感のあるターコイズがセットされています。ベゼルにはツイステッドワイヤーが施され、さらにそれらを囲むようにスタンプワークが刻まれています。さらに、サイドには特徴的なリーフ(たばこの葉)のアップリケ/パッチワークが配されています。
このようなリーフをモチーフとした装飾は、【Ramon Platero】ラモーン・プラテロ がインディアンジュエリーの世界に初めて取り入れたデザインと言われています。それ以降、一つの伝統的なデザインとして定着していきました。こちらもそんなリーフのモチーフが用いられた作品で、左右不対称に弧を描く配置もナバホのオールドスタイルを踏襲したデザインです。

セットされたターコイズは、大きく母岩の入るワイルドな印象を持った石で、おそらくインディアンシルバースミスによってカットされたターコイズです。澄んだブルーから柔らかなブルーグリーンのグラデーションが美しく、細かなウェブ状のマトリックスと共に僅かにクウォーツ(水晶)などが見られます。しかしながらそれらのマトリックスの存在感をかき消すように大きく母岩が入っており、とてもワイルドで個性的な印象を作っています。


【Pilot Mountain】パイロットマウンテンターコイズは、ネバダ州の鉱山で、ビズビーなどと同じように古くからある銅山でしたが、少量のターコイズを定期的に産出していたようです。70年代頃からはターコイズも本格的に採掘され、とても個性的で複雑な景色を作り出すマトリックスとバラエティー豊かな色味が特徴です。
こちらの様に大きく母岩を含むタイプのカットも1970年代頃からみられる特徴で、ボルダータイプのカットはあまり見かけませんが、強いマトリックスによって独特の存在感を放つ石が多く産出する鉱山です。


バングルとしてのデザインは1970年代頃のナバホジュエリーとしてはオーセンティックな造形ですが、独特の表情を見せるワイルドなターコイズがセットされることで強い個性と存在感があり、迫力のある仕上がりになっています。
武骨なナバホのシルバーワークと、アーシーで個性あるターコイズの表情はとても強く、野趣溢れる作品ですが、不思議に女性の手首に装着していただくと独特のエレガントさも感じさせるバングルです。

着用画像はこちら↓
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コンディションは経年によるシルバーのクスミや多少の使用感が見られ、僅かに石の動きがありますが、ご使用にあたって不安のないコンディションです。