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JBO012336

【Austin Wilson】 Vintage Stamped Silver Cuff Bracelet c.1940~

【Austin Wilson】 Vintage Stamped Silver Cuff Bracelet c.1940~
129,800 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホの偉大なシルバースミス兄弟の兄【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、又は弟の【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)による作品で1930年代後半~1950年代頃に制作されたと思われる秀逸なスタンプワークとスクエアカットターコイズが印象的なアンティーク/ビンテージバングルです。

ボウ&アローのホールマークが刻印されており、兄弟どちらの物か明確ではありませんが、間違いなくAustin WilsonかIke Wilsonによる作品です。
インゴットシルバー(銀塊)から成型された地金/バンドは控えめなボリューム感ですが、とてもきれいに造形されており、サイドのアローモチーフ等、全体に秀逸なクオリティーのスタンプワークが施されています。センターにはスクエアカットの美しいターコイズがセットされており、ベゼルの両サイドには単独のスクエアワイヤーを捻ることで制作したツイステッドワイヤーが配され、さらに外側にはスタンプとファイルワークにより、シルバードロップを並べたようなディテールが作り込まれています。
ナバホの伝統的なスタイルを持ち派手な印象はありませんが、エッジに綺麗なラインを残して深く刻印されたスタンプワーク等、細かなシルバーワークは卓越した技術を要するディテールであり、高い技術力と丁寧な仕事を感じさせるバングルに仕上がっています。
セットされたスクエアカットのターコイズはキングマンターコイズと思われ、澄んだ水色にブラウンのマトリックスや美しいグラデーションが見られる、硬度を感じさせるハイグロスなターコイズです。


【Austin Wilson】オースティン・ウィルソンと【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)は、ナバホ族の兄弟とされ、二人とも1901年生まれ、一説にはアングロ/白人の血が入っていたのではないかとされています。インディアンジュエリー作家の第二世代、セカンドジェネレーションと呼ばれる【Fred Peshlakai】フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)や【David Taliman】デビッド・タリマン(1902or1901-1967)、 ホピの【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)、等と同世代であり、インディアンジュエリーの『作家』として活動を始めた最初期の一人です。

二人ともナバホリザベーションに生まれますが、弟のIke Wilsonがシルバースミスとして【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレス(1898-1993)の経営するズニプエブロのC. G. Wallace Trading Postで仕事を始めました。その後、兄であるAustin Wilsonを同じC. G. Wallace Trading Postに誘いれます。キャリア中期以降は、ズニプエブロに存在するC. G. Wallace以外のトレーダーにも作品を供給しており、多くの素晴らしい作品を生み出しました。それは、彼らによる多くの作品がすでにミュージアムに収蔵されていることからも作家としての独自性やシルバースミスとしての高い技術がうかがえます。

また、C. G. Wallace はZUNI /ズ二のジュエリーを専門に扱うトレーダーでしたが、1920年代にナバホのシルバー彫金技術を必要としてIke Wilsonを登用したとされており、所属するジュエリー作家の多くがズニのジュエラーでした。そのため、Austin WilsonとIke Wilsonの兄弟の作品の中には、その当時ではほとんど考えられなかったズニの作家との共作と思われるチャンネルインレイ技術が使われた作品などが見つかっています。ただし、二人はナバホのシルバーワークを専門としており、ナバホのトラディッショナルな技術をベースに、ズニの作家による石のカットやカービングと彼らのシルバーワークを組み合わせたピースが残されています。しかしながら、技術はナバホの伝統的な彫金技術を重視していたようですが、そのデザインスタイルやナバホジュエリーにはあまり見られない繊細な仕事はズニの影響を受けていると考えられます。
ブレスレットやリングなど、トラディショナルなナバホスタイルを踏襲した作品が多く見つかっていますが、ボックスやカトラリー等多岐にわたるシルバー作品を残しており、伝統的な技術を踏襲しながらも新しいスタイルや実験的な造形のピースも見られ、そのクリエイティブな作風や美意識は後世の作家にも多くの影響を与えています。さらに、1941年発足の職人団体【The Navajo Arts & Crafts Guild】 ナバホギルドのメンバーとしてもその名前が残されています。

ホールマーク(作家のサイン)については、こちらのピースに施されているボウ&アローの刻印が多く見つかっていますが、兄弟の内でどちらのサインであるか明確になっていません。参考資料によっては、こちらのボウ&アローの刻印が弟のIkeのサインとされていますが、当店の見解としては、1960年代まで制作していたと考えられる兄のAustinのサインである可能性が高いと推測しており、共通のホールマークであった可能性も排除できません。また、トマホークモチーフの刻印やホーガンモチーフのものなども同作者のものとして紹介されていることがありますが、C. G. Wallace Trading Postには、二人以外にも【Billy Hoxie】ビリー・ホクシー、【Charles Begay】チャールズ・ビゲイ(1912-1998)等のナバホ出身のシルバースミスが在籍していたと考えられ、オースティン・ウィルソンかアイク・ウィルソンのサインであることを断定するのは大変困難だと思われます。
それは、AustinとIkeが1歳ほど年の離れた兄弟である事は、最近のErnie Bulow氏の研究・調査によって判明したばかりであることからもいまだ不明点が多く、ホールマーク等の詳細について判断するにはまだまだ今後の研究・調査が必要と考えられます。
当時の高名な作家と同じようにホールマークの刻印されていない作品も多数確認されていますが、当時の作家の中では多作であり、比較的ホールマークの刻印されたピースが残っている作者です。

弟の【Ike Wilson】 は1942年に事故で亡くなられています。兄の【Austin Wilson】はその後も素晴らしい作品を多く残し、1976年に亡くなっており、その技術やスタンプはIkeの妻であった【Katherine Wilson】などが少しの間引き継いでいたようです。また、Ike Wilsonの孫にあたるのが、コンテンポラリージュエリーの有名作家【Harry Morgan】ハリー・モーガン(1946-2007)です。


こちらの作品もナバホのトラディショナルな造形スタイルのバングルですが、非常に美しいシルバーワークとスタンプなどの突出したクオリティーを見ることが出来ます。どこか、ズニの影響を感じさせる繊細な表情もあり、使いやすいボリューム感は他のブレスレットとの重ね付けにも向いた作品です。

ビンテージインディアンジュエリーの歴史の中でも大きな存在感を放つ作家Austin & Ike Wilsonの技術力やセンスが確認できる史料価値も高いバングルです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥


コンディションも大変綺麗で、多少のクスミは見られますが使用感の感じられないコンディションです。
【NAVAJO】ナバホの偉大なシルバースミス兄弟の兄【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、又は弟の【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)による作品で1930年代後半~1950年代頃に制作されたと思われる秀逸なスタンプワークとスクエアカットターコイズが印象的なアンティーク/ビンテージバングルです。

ボウ&アローのホールマークが刻印されており、兄弟どちらの物か明確ではありませんが、間違いなくAustin WilsonかIke Wilsonによる作品です。
インゴットシルバー(銀塊)から成型された地金/バンドは控えめなボリューム感ですが、とてもきれいに造形されており、サイドのアローモチーフ等、全体に秀逸なクオリティーのスタンプワークが施されています。センターにはスクエアカットの美しいターコイズがセットされており、ベゼルの両サイドには単独のスクエアワイヤーを捻ることで制作したツイステッドワイヤーが配され、さらに外側にはスタンプとファイルワークにより、シルバードロップを並べたようなディテールが作り込まれています。
ナバホの伝統的なスタイルを持ち派手な印象はありませんが、エッジに綺麗なラインを残して深く刻印されたスタンプワーク等、細かなシルバーワークは卓越した技術を要するディテールであり、高い技術力と丁寧な仕事を感じさせるバングルに仕上がっています。
セットされたスクエアカットのターコイズはキングマンターコイズと思われ、澄んだ水色にブラウンのマトリックスや美しいグラデーションが見られる、硬度を感じさせるハイグロスなターコイズです。


【Austin Wilson】オースティン・ウィルソンと【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)は、ナバホ族の兄弟とされ、二人とも1901年生まれ、一説にはアングロ/白人の血が入っていたのではないかとされています。インディアンジュエリー作家の第二世代、セカンドジェネレーションと呼ばれる【Fred Peshlakai】フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)や【David Taliman】デビッド・タリマン(1902or1901-1967)、 ホピの【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)、等と同世代であり、インディアンジュエリーの『作家』として活動を始めた最初期の一人です。

二人ともナバホリザベーションに生まれますが、弟のIke Wilsonがシルバースミスとして【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレス(1898-1993)の経営するズニプエブロのC. G. Wallace Trading Postで仕事を始めました。その後、兄であるAustin Wilsonを同じC. G. Wallace Trading Postに誘いれます。キャリア中期以降は、ズニプエブロに存在するC. G. Wallace以外のトレーダーにも作品を供給しており、多くの素晴らしい作品を生み出しました。それは、彼らによる多くの作品がすでにミュージアムに収蔵されていることからも作家としての独自性やシルバースミスとしての高い技術がうかがえます。

また、C. G. Wallace はZUNI /ズ二のジュエリーを専門に扱うトレーダーでしたが、1920年代にナバホのシルバー彫金技術を必要としてIke Wilsonを登用したとされており、所属するジュエリー作家の多くがズニのジュエラーでした。そのため、Austin WilsonとIke Wilsonの兄弟の作品の中には、その当時ではほとんど考えられなかったズニの作家との共作と思われるチャンネルインレイ技術が使われた作品などが見つかっています。ただし、二人はナバホのシルバーワークを専門としており、ナバホのトラディッショナルな技術をベースに、ズニの作家による石のカットやカービングと彼らのシルバーワークを組み合わせたピースが残されています。しかしながら、技術はナバホの伝統的な彫金技術を重視していたようですが、そのデザインスタイルやナバホジュエリーにはあまり見られない繊細な仕事はズニの影響を受けていると考えられます。
ブレスレットやリングなど、トラディショナルなナバホスタイルを踏襲した作品が多く見つかっていますが、ボックスやカトラリー等多岐にわたるシルバー作品を残しており、伝統的な技術を踏襲しながらも新しいスタイルや実験的な造形のピースも見られ、そのクリエイティブな作風や美意識は後世の作家にも多くの影響を与えています。さらに、1941年発足の職人団体【The Navajo Arts & Crafts Guild】 ナバホギルドのメンバーとしてもその名前が残されています。

ホールマーク(作家のサイン)については、こちらのピースに施されているボウ&アローの刻印が多く見つかっていますが、兄弟の内でどちらのサインであるか明確になっていません。参考資料によっては、こちらのボウ&アローの刻印が弟のIkeのサインとされていますが、当店の見解としては、1960年代まで制作していたと考えられる兄のAustinのサインである可能性が高いと推測しており、共通のホールマークであった可能性も排除できません。また、トマホークモチーフの刻印やホーガンモチーフのものなども同作者のものとして紹介されていることがありますが、C. G. Wallace Trading Postには、二人以外にも【Billy Hoxie】ビリー・ホクシー、【Charles Begay】チャールズ・ビゲイ(1912-1998)等のナバホ出身のシルバースミスが在籍していたと考えられ、オースティン・ウィルソンかアイク・ウィルソンのサインであることを断定するのは大変困難だと思われます。
それは、AustinとIkeが1歳ほど年の離れた兄弟である事は、最近のErnie Bulow氏の研究・調査によって判明したばかりであることからもいまだ不明点が多く、ホールマーク等の詳細について判断するにはまだまだ今後の研究・調査が必要と考えられます。
当時の高名な作家と同じようにホールマークの刻印されていない作品も多数確認されていますが、当時の作家の中では多作であり、比較的ホールマークの刻印されたピースが残っている作者です。

弟の【Ike Wilson】 は1942年に事故で亡くなられています。兄の【Austin Wilson】はその後も素晴らしい作品を多く残し、1976年に亡くなっており、その技術やスタンプはIkeの妻であった【Katherine Wilson】などが少しの間引き継いでいたようです。また、Ike Wilsonの孫にあたるのが、コンテンポラリージュエリーの有名作家【Harry Morgan】ハリー・モーガン(1946-2007)です。


こちらの作品もナバホのトラディショナルな造形スタイルのバングルですが、非常に美しいシルバーワークとスタンプなどの突出したクオリティーを見ることが出来ます。どこか、ズニの影響を感じさせる繊細な表情もあり、使いやすいボリューム感は他のブレスレットとの重ね付けにも向いた作品です。

ビンテージインディアンジュエリーの歴史の中でも大きな存在感を放つ作家Austin & Ike Wilsonの技術力やセンスが確認できる史料価値も高いバングルです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥


コンディションも大変綺麗で、多少のクスミは見られますが使用感の感じられないコンディションです。
Size

メンズサイズ M - L 程度。
レディースサイズ XL - XXL 程度

内径最大幅 約59.5㎜    正面幅(高さ) 約11.2㎜
内周 約137㎜    開口部 約27㎜
Inside Measurement 5 3/8inch   opening 1 1/16inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。SMサイズ以上、XLサイズ以下の男性、Lサイズ以上の女性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver, Kingman Turquoise
        約16.6g