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JBZ072258

John Gordon Leekity Knifewing Inlay Cuff Bracelet c.1940~

【ZUNI】ズ二の大巨匠【John Gordon Leekity(Leak)】ジョン・ゴードン・リーキティーの作品で、ナバホのトラディショナルなスタイルのスプリットバンドをベースに同作者の特徴的なナイフウィングモチーフのインレイが施されたアンティーク/ビンテージバングルです。

1930年代末~1950年代頃の作品と思われ、おそらくインゴット(銀塊)から成形されたバンド/地金は、大変美しく3本に割り開かれたスプリットバンドの造形で、スプリットのエンド部分にはツイステッドワイヤーが施されています。さらに、全体にオーセンティックなスタンプワークが刻まれ、センターには丸く造形されたジェット(炭化した木の化石)にターコイズとスパイニーオイスター、そしてマザーオブパール(シェル)をはめ込んだナイフウィングのインレイが施されたフラワーコンチョがアップリケ/パッチワークされています。
このようなナイフウイングをモチーフとしたインレイワークは、John Gordon Leekityが生み出したものと考えられており、非常に高い技術を必要とする造形です。同様のスタイルは、【Dexter Cellicion】(1931-1999)や【Ida Vacit Poblano】等の多くの子孫やズニの後進作家に受け継がれていますが、こちらの作品にみられるような素朴なナイフウィングのデザインやジェットをベースとしたインレイの特徴を持つ作品は全てJohn Gordon Leekityと思われます。
ただし、同作者は謎が多くその詳細の明らかになっていない人物であり、当店の推測ではありますが、シルバーワークの多くは、C. G. Wallace Trading Postに所属していた別のシルバースミスが担当していた可能性があります。実際にブレスレットなどでは別の作家のホールマークを持つ作品も残されており、このような合作と言える制作過程は、C. G. Wallace Trading Postで制作された作品においては他にも散見される事例であり珍しくありません。
そのため明確ではありませんが、こちらの作品も【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)の兄弟や【Billy Hoxie】ビリー・ホクシー、【Charles Begay】チャールズ・ビゲイ(1912-1998)などによるシルバーワークの可能性が考えられ、大変興味深いピースと言えます。


【John Gordon Leekity(Leak)】ジョン・ゴードン・リーキティーは、生年月日などの詳細が伝わっていない謎の多い人物ですが、ズニの多くの作家に影響を与え、突出した技術を持った作家でした。
1975年、長い歴史を持ちズニの作家たちを支え続けたC. G. Wallace Trading Postの経営者である【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレス(1898-1993) が、その個人コレクションの約半数をアリゾナ州フェニックスのバードミュージアムに寄贈し、残りの一部をSotheby Parke Bernet社のオークションに出品しました。その時のオークションカタログは現在でも多くの研究者やコレクターにとっての第一級の資料となっており、その中にJohn Gordon Leekityの作品がいくつか出品・掲載されています。そして、それらの作品は特別な技術とデザイン、その完成度によって高い評価を受けました。※そのカタログ上では、名前がJohn Gordon Leakと紹介されていたため、その後長く間違ったファミリーネームが伝わることになってしまいます。
近年になってようやく研究が進み、John Gordon Leekityが長距離ランナーとしても高名であり、国を代表して走っていたことや、100マイルを馬と競うレースに参戦していたことが判明しており、高齢になってからも走ることを続け、セレモニーにおけるダンサーとしても活躍したことが伝わっています。

その作品のスタイルは一貫しており、多くがジェットをベースにした精巧なインレイワークであり、モチーフはナイフウイングの他にはドラゴンフライやアローなどに限定されています。人物像や経歴に謎が多かった為、その作品の多くは高く評価されながら作家としては評価されないままになっていましたが、3人の息子William、Joe、そしてDickのうちWilliamの娘である【Ann Sheyka】や【Curtis Leekity】【Nora Leekity】【Paul Leekity】等、多くの優れた技術を持ちクオリティーの高い作品を残している作家を子孫として排出していることなどからも、そのファミリーの始祖として大きな影響力と基盤を築いたジュエラーとしての偉大さが近年になって見直されています。
【Leekya Deyuse】リーキヤ・デユセ(1889-1966)、【Horace Iule】ホレス・イウレ(1899~1901?-1978)、【Leo Poblano】レオ・ポブラノ(1905-1959)、【Dan Simplicio】ダン・シンプリシオ(1917-1969)等らと並ぶ功績を残した偉大なズニジュエリーを代表する作家の一人です。


【Knifewing】はズニ族のナイフの翼を持った戦争の神/精霊として考えられ、【Rainbow Man】と共にズニジュエリーのモチーフとしても広く知られています。


ナバホの伝統的でプリミティブな技術で作り上げられた無骨なシルバーワークをベースにズニ独特の美しい色彩感覚を感じさせるインレイワークが映えるバングルであり、ビンテージスタイルに良く馴染む印象を持っています。そしてこのような組み合わせや作者の独自性による完成度は唯一無二の作品であり、どこか品位も感じさせ、精巧なインレイやバランスの良いボリューム感等、さりげない印象もあって性別を問わず多くのスタイルにおいて効果的なポイントに成りえるピースです。

また、ズニ独特の世界観を持ったインレイのジュエリーは、キャッチーな印象とハンドメイドによるリラックス感があります。 中でも遊び心を感じる動物や精霊をメインとしたモチーフの『図案化』には、元々農耕民族として自然の存在を重んじるアニミズムの思想を持つ日本人にも共通した価値観や美意識を感じることができます。

ビンテージインディアンジュエリー独特の味わいと、John Gordon Leekityという偉大な作家による独自性を持つ作品であり、非常にコレクタブルで史料価値も高いアンティークジュエリーです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤


コンディションは使用感の少ない状態で、センターのコンチョのエッジに少し凹みが見られますが、使用に不安のあるダメージのない良好な状態を保っています。
PRICE:
97,000 円(税込)
SIZE:
メンズサイズ ML - XXL 程度

内径最大幅 約62.4㎜    正面幅(高さ) 約38.6㎜
内周 約145㎜    開口部 約23.5㎜
Inside Measurement 5 3/4inch   opening 7/8 inch 

  ※※バングルはサイズ調整可能です。MLサイズ以上、XXLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。br> ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。
MATERIAL:
Silver, Jet, Turquoise, Spiny Oyster, Shell 
        約35.6g
SOLD OUT
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