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JBO002110

Historic Navajo Filed Ingot Silver Cuff Bracelet c.1910

Historic Navajo Filed Ingot Silver Cuff Bracelet c.1910
0 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、1900年代後半~1910年代頃の作品と思われ、ファイルワークと言うヤスリで削ることで造形するプリミティブな技術と巧みなスタンプワークによって構成された非常に重厚で武骨なアンティーク/ビンテージバングルです。

ファーストフェーズとも呼ばれる古典期の作品であり、インディアンジュエリーの歴史における第一世代の終盤に作られたピース。歴史を考察する上でも大変貴重な資料となるミュージアムクオリティーの作品です。

重厚なシルバーのベースは、インゴットシルバー(銀塊)から成形されており、パウンディングを感じさせる固くなめらかな質感に仕上げられています。そして、スタンプ/鏨も原始的な紋様を刻むシンプルなスタンプでありながら、ファイルワークと組み合わせられることでとても奥行きのある表情に仕上がっています。さらに、エッジにはチゼルワークによって細かな紋様が刻まれることでコントラストが与えられ、その完成度が高められています。 それらの造形はとても原始的なものですが、手間と技術を要する造形であり、高度なハンマーワークにより非常に無骨な印象を持ちながらも、工芸品としてアートピースの域まで高められた作品です。

こちらのような作品は、前述の様にファーストフェーズやファーストジェネレーションと呼ばれる1800年代後半~のインディアンジュエリー創成期に近い年代から見られるスタイルの一つで、その後も長くの受け継がれました。
特に1940年代~1950年代にかけては、【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が代表を務め、傑作を多く残した組織【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG) 通称ナバホギルドの作品でも同様のスタイルが完成度を高めてリバイバルされました。
こちらの作品は、それらのデザインソースとなり1930年代にはインディアンスクールで後進の指導にも従事したAmbrose Roanhorseがオーセンティックなナバホスタイル、そして原始的な技術/製法を伝えて行くための手本とした作品の一つです。
現代では【Ernie Lister】アーニー・リスターや【Perry Shorty】ペリー・ショーティー等のナバホの伝統をしっかりと受け継ぐ作家がこちらの様な作品を制作しています。それらのことからもこの作品の史料価値が感じられると思います。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドは【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストや作家たちの手によって組織されました。
中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミス【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホースが代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベース(地金)に、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。ターコイズがセットされた作品がとても少ないことも特徴です。
また、もう一つのナバホギルドが持つ特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。 【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、ホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーであり、白人作家でサンダーバードショップを経営していた【Frank Patania Sr】フランク・パタニアも協力していたようです。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
こちらの作品の内側に見られるようなシルバーの重なったような部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらの作品もすべてのディテールが、非常に原始的な技術で作り上げられた無骨なアンティークバングルですが、どこかエレガントで洗練された印象を併せ持っています。 また、そのシンプルなデザイン/造形とアンティーク特有の素朴な味わいは、多くのスタイルにフィットすると思われます。

インディアンジュエリー初期の作品でありながら、工芸品として練り上げられた完成度とアートピースのような悠然とした佇まいを漂わせる作品。こちらの様なアンティークピースはその希少性や史料価値により、コレクターの手を離れることは非常に稀であり、類似したジュエリーはミュージアム収蔵品として散見されるアンティークピースの一つです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤


コンディションも良好です。多少の使用感やキズが見られますが、ダメージ、修理跡などもありません。

こちらの価格につきましてはお問い合わせください。お手数ですが、氏名・住所・電話番号・メールアドレスを必ずご記載下さいますようお願いいたします。  →お問合せはこちら
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、1900年代後半~1910年代頃の作品と思われ、ファイルワークと言うヤスリで削ることで造形するプリミティブな技術と巧みなスタンプワークによって構成された非常に重厚で武骨なアンティーク/ビンテージバングルです。

ファーストフェーズとも呼ばれる古典期の作品であり、インディアンジュエリーの歴史における第一世代の終盤に作られたピース。歴史を考察する上でも大変貴重な資料となるミュージアムクオリティーの作品です。

重厚なシルバーのベースは、インゴットシルバー(銀塊)から成形されており、パウンディングを感じさせる固くなめらかな質感に仕上げられています。そして、スタンプ/鏨も原始的な紋様を刻むシンプルなスタンプでありながら、ファイルワークと組み合わせられることでとても奥行きのある表情に仕上がっています。さらに、エッジにはチゼルワークによって細かな紋様が刻まれることでコントラストが与えられ、その完成度が高められています。 それらの造形はとても原始的なものですが、手間と技術を要する造形であり、高度なハンマーワークにより非常に無骨な印象を持ちながらも、工芸品としてアートピースの域まで高められた作品です。

こちらのような作品は、前述の様にファーストフェーズやファーストジェネレーションと呼ばれる1800年代後半~のインディアンジュエリー創成期に近い年代から見られるスタイルの一つで、その後も長くの受け継がれました。
特に1940年代~1950年代にかけては、【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が代表を務め、傑作を多く残した組織【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG) 通称ナバホギルドの作品でも同様のスタイルが完成度を高めてリバイバルされました。
こちらの作品は、それらのデザインソースとなり1930年代にはインディアンスクールで後進の指導にも従事したAmbrose Roanhorseがオーセンティックなナバホスタイル、そして原始的な技術/製法を伝えて行くための手本とした作品の一つです。
現代では【Ernie Lister】アーニー・リスターや【Perry Shorty】ペリー・ショーティー等のナバホの伝統をしっかりと受け継ぐ作家がこちらの様な作品を制作しています。それらのことからもこの作品の史料価値が感じられると思います。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドは【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストや作家たちの手によって組織されました。
中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミス【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホースが代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベース(地金)に、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。ターコイズがセットされた作品がとても少ないことも特徴です。
また、もう一つのナバホギルドが持つ特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。 【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、ホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーであり、白人作家でサンダーバードショップを経営していた【Frank Patania Sr】フランク・パタニアも協力していたようです。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
こちらの作品の内側に見られるようなシルバーの重なったような部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらの作品もすべてのディテールが、非常に原始的な技術で作り上げられた無骨なアンティークバングルですが、どこかエレガントで洗練された印象を併せ持っています。 また、そのシンプルなデザイン/造形とアンティーク特有の素朴な味わいは、多くのスタイルにフィットすると思われます。

インディアンジュエリー初期の作品でありながら、工芸品として練り上げられた完成度とアートピースのような悠然とした佇まいを漂わせる作品。こちらの様なアンティークピースはその希少性や史料価値により、コレクターの手を離れることは非常に稀であり、類似したジュエリーはミュージアム収蔵品として散見されるアンティークピースの一つです。

着用画像はこちら↓
画像①
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コンディションも良好です。多少の使用感やキズが見られますが、ダメージ、修理跡などもありません。

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Size

メンズサイズ SM - ML 程度。

内径最大幅 約58.1㎜    正面幅(高さ) 約20.7㎜
内周 約134㎜    開口部 約28㎜
Inside Measurement 5 1/4inch   opening 1 1/16inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。SMサイズ以上、XLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver
        約54.7g