【NAVAJO】ナバホの【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルとも呼ばれる1910年代~1950年代当時に、観光客向けに生産されたアイテムの一つで、センターにホース(馬)モチーフのアップリケ/パッチワークが施されたアンティーク/ビンテージリングです。
1930年代前後に作られた作品と思われ、ツーリストジュエリーとしてはとても厚みのあるシャンクに造形されています。 またそのシェイプは、シガーバンド(葉巻に巻かれている帯のことで、現在はブランドが確認できるデザインが描かれているが、もともとは手袋や手に葉巻によるシミが付くことを防ぐ為に考案された帯)型に成形され、フェイスにはアメリカでも日本においてもなぜか通俗的に【犬】と言われていますが、こちらはホース【馬】がモチーフになったアップリケが施され、全体にナバホのトラディショナルなデザインのスタンプワークが刻まれています。
ほとんどすべての工程がハンドメイドで仕上げられていると思われ、ある程度量産されたピースですがとても味わい深く重厚な質感を持っており、現在では現存数の少ない貴重な物となっています。
またこちらのようなアイテムは、ニューメキシコ州アルバカーキの工房【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポスト等で製造されていましたが、こちらにはショップマークやホールマークは入らず詳細は不明となっています。
【Horse】馬は旅を表し、人生や長い道のりを<導いてくれる物>を象徴します。
オーセンティックなシェイプが美しく、ツーリストジュエリーらしい少しポップなデザインのリングですが、 素朴で味わい深く、厚みのあるシルバーによって上質感も感じられる作品。
また、サイズやボリューム感は性別を問わずお使いいただけると思われ、メンズのアクセサリーには重要な要素である『ギャップ』と『遊び心』を与えてくれるアイテムであり、多くのスタイルに良いアクセントになると思います。
手に馴染みの良いシェイプは仰々しい印象が無く、ナチュラルに多くのスタイルに溶け込みますし、クラシックなフォルムとセンスの良いスタンプワーク等、長くご愛用いただける普遍的な造形美を持ったリング。
着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
コンディションもシルバーが黒くなっていますが、ダメージなく大変良好です。また、ハンドメイドによるアンティーク作品ですので制作上のムラは少し見られます。