ITEM CODE:
JPF011784

Antique Thunderbird File & Stamped Silver Pin w/TQ c.1930

Antique Thunderbird File & Stamped Silver Pin w/TQ c.1930
29,800 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホの【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる1910年代~1950年代当時に観光客向けに生産されたスーベニアアイテムの一つで、サンダーバードシェイプにファイルワーク・スタンプワークを施して仕上げられたクオリティーの高いアンティーク/ビンテージピンブローチです。

1920年代後半~1940年代前半頃のピースと思われ、ツーリストジュエリーやフレッド・ハービースタイルと呼ばれる観光客向けに作られたピースを代表するようなサンダーバードモチーフの作品ながら、全てハンドメイドで仕上げられています。ツーリストジュエリーのため、ある程度の数は制作されているはずですが、マシン工程が併用された同スタイルのピースと比べ、シルバーの厚みやスタンプなどのディテール、デザインセンスなどあらゆる部分で一線を画す素晴らしい完成度と味わいを持った作品です。
インゴットシルバー(銀塊)からハンマーワークと、機械によるプレスではなく手作業によりサンダーバードのシェイプにカッティングされた地金に、細かなスタンプとファイルワークと言う削る技法によってサンダーバードが描き出され、特に翼に彫り込まれたファイルワークによる深く立体的なラインが、翼の躍動感と奥行きを生み出しており、このようなシルバーワークもある程度厚みのある地金により実現しています。また、翼は少しハンマーワークによって打ち出され、立体的で柔らかいアール/曲面に仕上げられており、フラットなシェイプよりも美しく、力強いスタンプワークと共に存在感のある造形を作り上げています。
センターにはアンティーク作品らしいターコイズがセットされ、そのベゼルも量産化された作品で多く見られる『ベゼルカップ』と呼ばれる、量産型のマシンメイドパーツではなくハンマーメイドされたベゼルが用いられています。

セットされたターコイズは、優しいアクアカラーにブラウンやゴールドのマトリックスの入る、ビンテージ作品によくフィットする表情を持った石です。濃い色味ではありませんが、現在も艶を保ち、高い硬度を感じさせます。もちろん無添加ナチュラルのカボションカットターコイズです。当時は、ローンマウンテンターコイズでこちらのような高さのあるカボションカット可能な水色の石が多く産出していたようですが、鉱山を特定できる要素が乏しく正確な鉱山は不明です。


またこちらは、もとは法律家だった【Julius Gans】ユリウス・ガンズによって1915年、ニューメキシコ州サンタフェで創業し、その後当地でも最大級の店に成長した【Ganscraft】=【Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】ガンズクラフト社で制作された作品の可能性が考えられますが、ショップマークやホールマークは入らず詳細は不明となっています。


モチーフの【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。
ジュエリーでは『限界の無い幸福』を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


ツーリストジュエリー特有のキャッチーな印象と共に重厚で丁寧なシルバーワークによる迫力も持ったピース。ビンテージらしいシルバーの質感や、アイコニックで独特の毒気があるサンダーバードにより、チープな印象を作らず魅力的なピースに仕上がっていますので、大人向けのアイテムとしても良いと思います。
また、こちらのようなピンはアウターのアクセントととして、ラペルや襟等にもフィットしますし、ハット等のワンポイントにも使い勝手の良いピースです。

サンダーバードのモチーフはビンテージインディアンジュエリーらしいポップな印象もありますが、プリミティブなシルバーワークとハンドメイドの味わいは、ワイルドで武骨な雰囲気もあり、長くご愛用いただけると思います。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③


コンディションも経年によるシルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、使用感は少なくターコイズを含め良好な状態です。
【NAVAJO】ナバホの【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる1910年代~1950年代当時に観光客向けに生産されたスーベニアアイテムの一つで、サンダーバードシェイプにファイルワーク・スタンプワークを施して仕上げられたクオリティーの高いアンティーク/ビンテージピンブローチです。

1920年代後半~1940年代前半頃のピースと思われ、ツーリストジュエリーやフレッド・ハービースタイルと呼ばれる観光客向けに作られたピースを代表するようなサンダーバードモチーフの作品ながら、全てハンドメイドで仕上げられています。ツーリストジュエリーのため、ある程度の数は制作されているはずですが、マシン工程が併用された同スタイルのピースと比べ、シルバーの厚みやスタンプなどのディテール、デザインセンスなどあらゆる部分で一線を画す素晴らしい完成度と味わいを持った作品です。
インゴットシルバー(銀塊)からハンマーワークと、機械によるプレスではなく手作業によりサンダーバードのシェイプにカッティングされた地金に、細かなスタンプとファイルワークと言う削る技法によってサンダーバードが描き出され、特に翼に彫り込まれたファイルワークによる深く立体的なラインが、翼の躍動感と奥行きを生み出しており、このようなシルバーワークもある程度厚みのある地金により実現しています。また、翼は少しハンマーワークによって打ち出され、立体的で柔らかいアール/曲面に仕上げられており、フラットなシェイプよりも美しく、力強いスタンプワークと共に存在感のある造形を作り上げています。
センターにはアンティーク作品らしいターコイズがセットされ、そのベゼルも量産化された作品で多く見られる『ベゼルカップ』と呼ばれる、量産型のマシンメイドパーツではなくハンマーメイドされたベゼルが用いられています。

セットされたターコイズは、優しいアクアカラーにブラウンやゴールドのマトリックスの入る、ビンテージ作品によくフィットする表情を持った石です。濃い色味ではありませんが、現在も艶を保ち、高い硬度を感じさせます。もちろん無添加ナチュラルのカボションカットターコイズです。当時は、ローンマウンテンターコイズでこちらのような高さのあるカボションカット可能な水色の石が多く産出していたようですが、鉱山を特定できる要素が乏しく正確な鉱山は不明です。


またこちらは、もとは法律家だった【Julius Gans】ユリウス・ガンズによって1915年、ニューメキシコ州サンタフェで創業し、その後当地でも最大級の店に成長した【Ganscraft】=【Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】ガンズクラフト社で制作された作品の可能性が考えられますが、ショップマークやホールマークは入らず詳細は不明となっています。


モチーフの【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。
ジュエリーでは『限界の無い幸福』を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


ツーリストジュエリー特有のキャッチーな印象と共に重厚で丁寧なシルバーワークによる迫力も持ったピース。ビンテージらしいシルバーの質感や、アイコニックで独特の毒気があるサンダーバードにより、チープな印象を作らず魅力的なピースに仕上がっていますので、大人向けのアイテムとしても良いと思います。
また、こちらのようなピンはアウターのアクセントととして、ラペルや襟等にもフィットしますし、ハット等のワンポイントにも使い勝手の良いピースです。

サンダーバードのモチーフはビンテージインディアンジュエリーらしいポップな印象もありますが、プリミティブなシルバーワークとハンドメイドの味わいは、ワイルドで武骨な雰囲気もあり、長くご愛用いただけると思います。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③


コンディションも経年によるシルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、使用感は少なくターコイズを含め良好な状態です。
Size

縦 約1.7㎝   横 約6.2㎝   

Material

Ingot Silver, Turquoise