【ZUNI】ズニの作品で、ニードルポイントと呼ばれる、とても小さなターコイズによって構成し繊細で美しい表情を見せるズニ独特のビンテージリングです。

ハーフラウンドワイヤーのシャンクにクラスター/バーストデザイン(放射状)にターコイズがセットされ、とても小さなターコイズですが立体的な高さがあるため、強いコントラストを生みターコイズを際立たせています。また、それぞれの先端部分には小さなシルバーボールが施されており、キャッチーで可愛い印象に仕上げられています。また、1970年代後半～1980年代の作品と思われ、それほど古いピースではありませんが、現在作られている多くのクラスターリングよりも指に沿うアールが強めにつけられており、美しい造形が綺麗に指にフィットします。

こちらのようなクラスターデザインは1930年代以前からみられる伝統的なスタイルの一つで、バースト状に石を配置することによりターコイズの美しさを際立たせ、大きな石の作品以上にターコイズの存在感を重視した造形と言えます。 初期の作品においては、ナバホ・ズニ共に差異の少ないクラスターデザインの作品を制作していましたが、細かな石のカットなどを得意とするズニの作家たちにより、こちらのようなニードルワークと呼ばれる、とても小さなターコイズを用いたクラスターデザインが生み出され、1950年代以降はズニの得意とする造形として認知されることになりました。現代においては現地に住むインディアンの人々は圧倒的にクラスターデザインを好んでいるようです。

女性に向いた繊細で可愛い印象を持ったリング。スタイルのアクセントとして単体でも存在感を発揮しますし、こちらのようなズニのジュエリーは沢山のピースを同時に付けてもナチュラルに馴染みます。

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コンディションも大変良好です。シルバーには多少のクスミが見られますが、キズや摩耗も少なく良い状態を保っています。