アンティークのナバホラグ、Two Grey Hillsの作品と思われます。
1935年前後に作られた作品と思われ、ナバホラグの中でも大変細かな織、パターンの構成も繊細で美しい一枚です。
Two Grey Hills はナバホラグの中でも、落ち着いた色目が特徴ですがそれ以上に、最も糸や織りお美しさが際立っている特徴があります。
CrystalやStormよりも細い糸が使われ手織り、こちらのような作品はこのサイズであっても、数千時間をかけて織られていると思われ、積み重ねられた美しさがあります。
ナバホのラグは1600年代~の長い歴史があり、つい最近まで、野外にある原始的な折り機でおられていました。
今でも、縦型の折り機ですべて手作業、多少の分業化はされているようですが、ほとんどの工程を一人で行っているようです。
こちらはよく見ると『レイジーライン』や『セクションライン』と呼ばれる制作上のつなぎ目ラインが見られる、1940年代以前の作品ですが、作り手の技術の高さが伺える美しい織りの作品です。
コンディションは…
エッジ部分にわずかな擦れ傷、多少の汚れ、シミはありますが、使用感の少ないコンディションの良い一枚です。 穴やヤブレなどもありません。