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JPO001789

Antique UITA21 【Ganscraft】 Feather Shaped Silver Pin c.1940~

Antique UITA21 【Ganscraft】 Feather Shaped Silver Pin c.1940~
56,900 円(税込)
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【UITA21】=【Ganscraft】/【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS】製のアンティークジュエリーで、非常に貴重なフェザーモチーフ最初期の作品。イーグルフェザーのシェイプに丁寧に羽毛が刻まれたアンティーク/ビンテージピンブローチです。
※ペンダントトップとしてもご使用いただけますので、チェーンを付属しております。

フェザーをモチーフにした作品は、日本の偉大な作家である高橋吾郎氏/goro'sの影響により国内で非常に多く流通していますが、ビンテージインディアンジュエリーでは希少なモチーフの一つです。現在ではナバホの作家でも【Harvey Mace】ハービーメイス等、フェザーモチーフで有名な作家が存在しますが、1960年代以前の作品にはほとんど見られず、こちらの作品と同年代の1930年代~1940年代にサン・イルデフォンソの【Awa Tsireh】アワ・ツィレー(1898-1955)が制作した非常に似たフェザーシェイプのピンブローチ作品が存在する程度です。
そのためAwa Tsirehの制作したピースと、こちらのSOUTHWEST ARTS&CRAFTS製フェザーのどちらが古い作品か特定することは出来ませんが、どちらも最初期に制作されたフェザーモチーフ作品であり、後に制作される同様の作品にとってデザインソース/源流となったピースとして史料価値の高い作品です。

おそらくインゴット(銀塊)から成形されたベースをイーグルフェザーのシェイプにカットし、ハンマーワークによって立体的に造形されています。羽軸部分はには、別のシルバーパーツがロウ付けされ、細かなエングレイビング/スクラッチによって羽毛が丁寧に表現しています。素朴でシンプルなシルバーワークによって構成されていますが、絶妙なアールをもたらしているハンマーワークや繊細な羽毛の質感等、洗練された技術を感じさせる作品です。
付属のシルバーチェーンは新しいものですが重厚な925シルバー製で、独自にアンティーク加工を施しており、ビンテージ作品によく馴染む表情になっております。長さも少し長い60㎝のチェーンですので、現代的な印象になっています。


【the United Indian Trader's Association】(以下UITA)は、1931年にC. G. WallaceやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、Tobe Turpen等をはじめとする75のトレーディングポスト/インディアンアートトレーダーにより組織されました。
UITAが組織された目的は、BELL TRADING POSTやMaisel's等のManufacturersと呼ばれるインディアン工芸品の分業化や量産化を推し進めたメーカー(マスプロ)に対抗するためで、伝統的な製法や材料、一つの作品を一人のシルバースミスが全行程を通して制作するという体制等を守ることなどを規定し、上記のマスプロ品との差別化を計ることでした。

当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるArrow NoveltyやMaisel's等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDの作品やGARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属したAwa Tsirehのデザイン、VAUGHN'S Indian StoreやこちらのJulius Gans Southwestern Arts and Craftsの作品等は多くの模倣品が作られています。

こちらの作品も1940年代~50年代前半に作られたピースで、内側のホールマーク【UITA21】の末尾に施された数字『21』から【Ganscraft】/【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS】製であることを特定することができます。 UITAではそれぞれのトレーダー(ショップ)ごとにナンバーを割り振っており、いくつかのナンバーはそのトレーダーが判明していますが、UITAに関する資料はそのほとんどが焼失しており、いまだ不明となっているナンバーも多く存在しています。また、SOUTHWEST ARTS&CRAFTSのUITA参加は1946年頃とされていますが明確ではありません。


【Ganscraft】=【Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】ガンズクラフト社(以下SWAC)は、【NAVAJO】ナバホ/【PUEBLO】プエブロの職人が多く所属した有名工房の一つで、もともとは法律家だった【JULIUS GANS 】ユリウス・ガンズによって1915年、サンタフェプラザに小さなインディアンアート/アンティークショップとして創業し、その後、サンタフェでも最大級の店に成長していきました。当時、有力なトレーディングポストの一つとして影響力を持っていたようで、とても評判の良いインディアンクラフトショップだったようです。
1927年ごろからは独自にナバホ・プエブロのインディアンシルバースミスを雇い入れ、店頭にてその作業を見せるスタイルで運営されていました。 雇われていたアーティストは非常に豪華で、その後有名作家として名を馳せる人物が多いのも特徴と言えます。 それは、【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース、【David Taliman】デビッド・タリマン、【Mark Chee】マーク・チー、そして【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ等、非常に優秀で後世にも多大な影響を与えた作家たちが所属していました。そのため、当時からSWACの作品は大変評価が高くトラディッショナルなスタイルを守りながらも独自性のある作品も多く作られました。 しかし、その歴史は平坦ではなかったようです。

シルバーシート/シルバーゲージを初めて採用したのもSWACであり、それはジュエリーの生産性を高めましたが、そのためにアメリカ政府よりインディアンクラフトと認定されなくなり、国立公園内での販売が出来なくなりました。そこで、復権のために【Slug Silver】と言うそれまでのインゴットに比べると小さなシルバーの塊を採用しました。 また、工房において多くのシルバースミスがベンチに並んで作業するスタイルをとっていましたが、あくまでも分業はせずにそれぞれがすべての工程を担当し、仕上げることにこだわったようです。
また、パースと呼ばれるチマヨ村の織物を用いたポーチを最初に制作した工房としても知られています。


【Awa Tsireh】アワ・ツィレーは、【San Ildefonso Pueblo】サン・イルデフォンソ出身のアーティストとして非常に有名な人物で、画家やダンサーとしても知名度があります。どのようにしてシルバーワークを学んだのかはっきりとしていませんが、生まれた時には家族がアートの世界ですでに活躍していたようです。
1930年からは、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属し、多くの傑作を残しています。その作風は伝統的なスタンプやハンマーワーク等の技術を踏襲しながらキャッチーなアニマルモチーフ等を多く制作しています。コッパー製のトレイやシルバーカトラリー等も残されていますが、その多くはすでにミュージアムの収蔵品となっています。


こちらもAwa Tsirehが活躍した同時期の作品であり、アンティーク作品としてインディアンジュエリーの歴史的な資料価値も高いピースです。

また、少し大きめの良いボリューム感を持ち、こちらのようなピンはアウターのアクセントやラペルや襟等にもフィットしますし、ハットやバッグ等のワンポイントやネックレスのトップとしてもご使用いただけるので、とても幅広くご活用いただけます。
素朴で武骨ながらで洗練されたシルバーワークはモダンな表情も持ち、ハンドメイドによるビンテージインディアンジュエリー独特の雰囲気やアーシーな印象等、クオリティーも高くハイエンドなピンブローチです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥


コンディションはシルバーにクスミ等は見られますが、使用感は無く大変良好です。
【UITA21】=【Ganscraft】/【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS】製のアンティークジュエリーで、非常に貴重なフェザーモチーフ最初期の作品。イーグルフェザーのシェイプに丁寧に羽毛が刻まれたアンティーク/ビンテージピンブローチです。
※ペンダントトップとしてもご使用いただけますので、チェーンを付属しております。

フェザーをモチーフにした作品は、日本の偉大な作家である高橋吾郎氏/goro'sの影響により国内で非常に多く流通していますが、ビンテージインディアンジュエリーでは希少なモチーフの一つです。現在ではナバホの作家でも【Harvey Mace】ハービーメイス等、フェザーモチーフで有名な作家が存在しますが、1960年代以前の作品にはほとんど見られず、こちらの作品と同年代の1930年代~1940年代にサン・イルデフォンソの【Awa Tsireh】アワ・ツィレー(1898-1955)が制作した非常に似たフェザーシェイプのピンブローチ作品が存在する程度です。
そのためAwa Tsirehの制作したピースと、こちらのSOUTHWEST ARTS&CRAFTS製フェザーのどちらが古い作品か特定することは出来ませんが、どちらも最初期に制作されたフェザーモチーフ作品であり、後に制作される同様の作品にとってデザインソース/源流となったピースとして史料価値の高い作品です。

おそらくインゴット(銀塊)から成形されたベースをイーグルフェザーのシェイプにカットし、ハンマーワークによって立体的に造形されています。羽軸部分はには、別のシルバーパーツがロウ付けされ、細かなエングレイビング/スクラッチによって羽毛が丁寧に表現しています。素朴でシンプルなシルバーワークによって構成されていますが、絶妙なアールをもたらしているハンマーワークや繊細な羽毛の質感等、洗練された技術を感じさせる作品です。
付属のシルバーチェーンは新しいものですが重厚な925シルバー製で、独自にアンティーク加工を施しており、ビンテージ作品によく馴染む表情になっております。長さも少し長い60㎝のチェーンですので、現代的な印象になっています。


【the United Indian Trader's Association】(以下UITA)は、1931年にC. G. WallaceやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、Tobe Turpen等をはじめとする75のトレーディングポスト/インディアンアートトレーダーにより組織されました。
UITAが組織された目的は、BELL TRADING POSTやMaisel's等のManufacturersと呼ばれるインディアン工芸品の分業化や量産化を推し進めたメーカー(マスプロ)に対抗するためで、伝統的な製法や材料、一つの作品を一人のシルバースミスが全行程を通して制作するという体制等を守ることなどを規定し、上記のマスプロ品との差別化を計ることでした。

当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるArrow NoveltyやMaisel's等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDの作品やGARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属したAwa Tsirehのデザイン、VAUGHN'S Indian StoreやこちらのJulius Gans Southwestern Arts and Craftsの作品等は多くの模倣品が作られています。

こちらの作品も1940年代~50年代前半に作られたピースで、内側のホールマーク【UITA21】の末尾に施された数字『21』から【Ganscraft】/【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS】製であることを特定することができます。 UITAではそれぞれのトレーダー(ショップ)ごとにナンバーを割り振っており、いくつかのナンバーはそのトレーダーが判明していますが、UITAに関する資料はそのほとんどが焼失しており、いまだ不明となっているナンバーも多く存在しています。また、SOUTHWEST ARTS&CRAFTSのUITA参加は1946年頃とされていますが明確ではありません。


【Ganscraft】=【Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】ガンズクラフト社(以下SWAC)は、【NAVAJO】ナバホ/【PUEBLO】プエブロの職人が多く所属した有名工房の一つで、もともとは法律家だった【JULIUS GANS 】ユリウス・ガンズによって1915年、サンタフェプラザに小さなインディアンアート/アンティークショップとして創業し、その後、サンタフェでも最大級の店に成長していきました。当時、有力なトレーディングポストの一つとして影響力を持っていたようで、とても評判の良いインディアンクラフトショップだったようです。
1927年ごろからは独自にナバホ・プエブロのインディアンシルバースミスを雇い入れ、店頭にてその作業を見せるスタイルで運営されていました。 雇われていたアーティストは非常に豪華で、その後有名作家として名を馳せる人物が多いのも特徴と言えます。 それは、【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース、【David Taliman】デビッド・タリマン、【Mark Chee】マーク・チー、そして【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ等、非常に優秀で後世にも多大な影響を与えた作家たちが所属していました。そのため、当時からSWACの作品は大変評価が高くトラディッショナルなスタイルを守りながらも独自性のある作品も多く作られました。 しかし、その歴史は平坦ではなかったようです。

シルバーシート/シルバーゲージを初めて採用したのもSWACであり、それはジュエリーの生産性を高めましたが、そのためにアメリカ政府よりインディアンクラフトと認定されなくなり、国立公園内での販売が出来なくなりました。そこで、復権のために【Slug Silver】と言うそれまでのインゴットに比べると小さなシルバーの塊を採用しました。 また、工房において多くのシルバースミスがベンチに並んで作業するスタイルをとっていましたが、あくまでも分業はせずにそれぞれがすべての工程を担当し、仕上げることにこだわったようです。
また、パースと呼ばれるチマヨ村の織物を用いたポーチを最初に制作した工房としても知られています。


【Awa Tsireh】アワ・ツィレーは、【San Ildefonso Pueblo】サン・イルデフォンソ出身のアーティストとして非常に有名な人物で、画家やダンサーとしても知名度があります。どのようにしてシルバーワークを学んだのかはっきりとしていませんが、生まれた時には家族がアートの世界ですでに活躍していたようです。
1930年からは、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属し、多くの傑作を残しています。その作風は伝統的なスタンプやハンマーワーク等の技術を踏襲しながらキャッチーなアニマルモチーフ等を多く制作しています。コッパー製のトレイやシルバーカトラリー等も残されていますが、その多くはすでにミュージアムの収蔵品となっています。


こちらもAwa Tsirehが活躍した同時期の作品であり、アンティーク作品としてインディアンジュエリーの歴史的な資料価値も高いピースです。

また、少し大きめの良いボリューム感を持ち、こちらのようなピンはアウターのアクセントやラペルや襟等にもフィットしますし、ハットやバッグ等のワンポイントやネックレスのトップとしてもご使用いただけるので、とても幅広くご活用いただけます。
素朴で武骨ながらで洗練されたシルバーワークはモダンな表情も持ち、ハンドメイドによるビンテージインディアンジュエリー独特の雰囲気やアーシーな印象等、クオリティーも高くハイエンドなピンブローチです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥


コンディションはシルバーにクスミ等は見られますが、使用感は無く大変良好です。
Size

縦 約9.4㎝  横 約1.7㎝ 
 付属チェーンの長さ 約 60.0㎝程度

Material

Sterling Silver (probably Ingot Silver)